暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはvivid 車椅子の魔導師
十二話
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は、格好の的です」

≪ブーストギア2nd≫

地面を滑るように一瞬でアインハルトさんの前に移動し、腹部へ叩き込む

「はぁ!」

アインハルトさんの体がくの字に曲がったと思った瞬間、その場から動けなくなった

「……掴まえ……ました…!」

少し息が荒いアインハルトさん。自分の体を見てみると、体中にバインドが巻き付き、完全に身動きが出来ない状態に陥っていた。

これってカウンターバインド!?

そんな、じゃあさっきの攻撃を全て先読みして、わざと当たった……?

「防御を全て捨ててカウンターバインドを狙うなんて!」

「――――いきます…!」

アインハルトさんが右腕を振り上げた。何かを打ち下ろすかのような構えにも見えた

「覇王……断空拳!!」


アインハルトside

「そこまで!勝者、アインハルト・ストラトス!」

「はぁ……はぁ……」

なんとか勝つ事が出来ました。ミルテさん。予想以上に強かった

             ・・
さっきの一撃だって、最後の直感が当たってなかったら、負けていたのは私だった……

だけど、あの力はやはり収束魔法だけの力ではなかった。でもわからなかった

「ありがとうございました。ミルテさん。またお手合わせお願いします」

倒れて意識のないミルテさんにそう言って、その場を離れる。最後に見えたミルテさんの顔はどこか笑っていたようにも見えました


控室に戻り、姿と服装を元に戻し、控室を出ます

「アインハルトさん」

その時、後ろに誰かから話しかけられました


クロムside

「クロムさん?どうしたんですか?」

待ち伏せ成功。ま、用って程の事でもないんだけどね

「まずはお疲れ様。強かったでしょ?ミルテ」

「はい。考えた以上でした」

まー。僕も見ていてわかったけど、ミルテはこの二年で一気に成長した。そして未だに成長し続けている。戦術も型もまるで渇いた砂が水を吸うかの如く覚えていく

「それと、医務室にはちゃんと寄って行こうね?」

「な、何故ですか?別に怪我とかは……」

「最後のミルテの一撃。少なくとも収束魔力の四割は使ってただろうから、アインハルトさんの体には何らかの影響が出るはずですよ?例えば」

時間差で骨にひびが入るとか

そう言った瞬間、アインハルトさんの表情が少し歪んだ

「やっぱりね。ほら、それくらいなら回復魔法で治すから、医務室に行くよ」

「で、ですが!ミルテさんはいいんですか!?」

「ミルテもアスも医務室で寝てるから、行くんだよ」

二人共くたばっちゃったからねー。一年で気絶して負けたのはあの二人だけだよ。ま、それほど他の試合のレベ
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