第四章
[8]前話
「実際に入ったら、それでね」
「一回入ったらなんだ」
「慣れたりするのよ」
「そうなんだ」
「それじゃあね」
「ホテルだね」
「こっちよ」
スマートフォンに出したそのホテルの地図を確かめつつだった。
彩沙は浩平を自分から導いた、そしてホテルに向かいそこに入ると。
和風の畳と布団風のベッドの部屋で二人でそこに入り楽しんだが浩平は部屋を出る時に彩沙にこんなことを言った。
「俺も遂にかな」
「ここに来たって思ってる?」
「凄くね、いや来てみると」
隣を歩く彩沙に話した。
「何か通過儀礼を越えた」
「そう思えるのね」
「子供の頃前を通って賑やかだって思って」
そうしてというのだ。
「後でどんな場所か聞いて」
「凄い場所だって思った?」
「行くことあるのかなってね」
中学の頃思ったことを話した。
「思って人にも言われて何時かと思ったら」
「今日で」
「俺も来たってね、けれど一回入ったら」
「通過儀礼ね」
「生きてたら一回はこうしたところ来るって」
その様にというのだ。
「今は思ってるよ、じゃあまた」
「ええ、またね」
「来ようね、ホテルでも」
「一緒にね、今度行くホテルは何処にするか」
笑顔でだ、彩沙も言って来た、
「探すから」
「じゃあ今度はね」
「そこに行きましょう」
こんな話をしてだった。
二人はその場所を後にした、浩平は実際に入ったその場所は悪くないと思った。風俗に興味はないがホテルからいい場所だと思った。そして彩沙と二人でここに入り続けて楽しんだ。そしていい場所だと周りにも話したのだった。
人気スポット 完
2023・6・13
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