十一話
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止めて、投げ返した。
「え?」
投げ返した?
≪呆けてる場合ではありません!レディ!≫
「あ、う、うん!」
回転を止めて、回避に徹する。さっきより近くにきちゃったよ
アインハルトさんとの距離は4メートルくらい。これは詰められてもおかしくないよね
「でも、まさか跳ね返してくるなんて」
アインハルトさんは何気に化物クラスだったりするのかも知れない
「はっ!」
っていつの間にか目の前に!?
「せい!」
槍を楯にして、一撃を防ぐ
「まだです…!」
その声と共にアインハルトさんが視界から消え、わき腹、足、左腕に重い痛みが走る
「グングニル!」
≪システム起動。ロードカートリッジ≫
ラグナロクから一発の薬莢が排出され、魔力が増大するのがわかる
「風よ!逆巻き、暴風となれ!」
何もない空間に槍を横一閃。すると、私の周りを暴風が包む
クロムside
「カートリッジシステム。やっぱり使ったね。でも今、思うけど、ミルテのデバイスは珍しいよね」
≪はい。この頃は専用デバイスと言ってもカートリッジシステムを積まない人が多いですからね≫
でも、驚いたな。ミルテはちゃんと成長してるよ
「アインハルトさんの攻撃にちゃんと対処している。さっきの三発は僕でも回避は危ないから、喰らってもマイナスではない」
≪その後の暴風で相手を突き放すのはあまり高評価ではないですね。もし、相手がアス様みたいな射撃タイプだったら、砲撃のチャージ時間を与えてしまいますから≫
でも、アインハルトさんに考える時間を与えるのはもっとヤバいような気がするけど……
「あの三発を喰らって、ミルテは持久戦が難しくなった。そろそろ決めてくると思うな」
アインハルトside
凄いですね。三発を入れたとは言え、まだ立っていました。風で壁を作り、相手を突き放す
よい戦法ですが、その風が消えた時が一番隙の出るところです
「そこを狙わせてもらいます」
ミルテside
「はぁ…はぁ…」
たった三発で結構この痛みはキツいね。やっぱりアインハルトさんは強いね
こっちの有効打はまだ一度も入ってないもんね。なんとかしてでも当てにいかなきゃ……!!
「グングニル。使うよ」
≪あれを、ですね?≫
「うん!」
クロムくんを昔一回だけ倒せた事のあるこの力で全力でぶつかってみるだけだよ!
「やぁ!!」
暴風を一刀両断し、視界をよくする。アインハルトさんは5メートルくらい距離が離れた場所でこちらを見て、動く準備をしていた
「行くよ。グングニル!」
≪起動≫
グングニルの刃が中心から少しだけ
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