暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはvivid 車椅子の魔導師
十一話
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を失うだろうね

「よろしくお願いします。ミルテさん」

「うん。今回は全力だから、絶対に勝つよ!」

はてさて、どんな試合になるか、楽しみだね

≪では録画開始しますね≫


アインハルトside

今のミルテさんはいつものような優しいミルテさんではない。1人の武人のような気迫があります

ですが、負けられません。私は誰が相手でも勝ってみせる!!

「――――武装形態」

私はこの覇王流でどこまでも勝ってみせます


ミルテside

相手はあの時負けちゃったアインハルトさん。実力の差は歴然かもしれない

でも、私はここで負けるわけにはいかないよ!ちゃんと強くなったってわかってもらう為にも、アインハルトさんともっと仲良くなる為にも!

でも武装形態って言ったかな?変身魔法でもの凄く綺麗にって違う違う!背の高さのハンデが出ちゃったし、あれは少し卑怯だよ……

「行くよ。グングニル」

≪はい。勝ちましょう。レディ≫

私のデバイスはチョーカーについてるクリスタル型。もう何年も一緒に特訓してきた相棒

「グングニル!セットアップ!」

≪Get Set≫

さぁ!始めようよ!私とグングニルは絶対に負けないよ!


クロムside

「やっぱりミルテには少し不利だね」

≪そうですね。ストラトス様の変身魔法でリーチの差が出てしまいます。変身前でもあれだけの力を誇るんです。覇王の状態と考えると……≫

「さて、ミルテはこの不利をどうやって有利に変えるかな?」

ミルテのBJは速さに特化した白と銀の基調となった騎士服。速さ特化と言っても装甲が薄いのではなく、風を受け流せるようにデザインされているのだ

そして、ミルテの手には……

「槍……ですか?」

「うん!これが私の本当の武器。グングニル、お見せするよ!“白銀の槍騎士”直伝のエシェル流の槍術!」

≪はい。存分に暴れましょう≫

ブンブンと槍を回し、構える

≪“白銀の槍騎士”ってなんですか?≫

「あれ?ロンド知らないの?管理局の武装隊にそう言う異名を持った人がいるんだよ。僕も詳しくは知らないけどね」

でも直伝のエシェル流の槍術か。自分なりに作り変えたって事なのかな?

「試験、開始!」

教師の声で試合が開始された


ミルテside

「試合、開始!」

開始の声が聞こえた。よし!行くよ!

「グングニル!」

≪ブーストギア1st≫

これは速さをデバイスに任せて接近する技。普通は空戦で用いられるんだけど……

「なるほど、少しだけ体を浮かせて移動時間を短縮。すぐに攻撃に繋げるようの配慮ですね」

アインハルトさんは構えたまま動
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