暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはvivid 車椅子の魔導師
十一話
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を向ける

「ぬう!!」

振り返りざまに飛んできた斬撃をしゃがんで避ける…

「ぬっ……!?」

そして、その斬撃で斬ったのは三発のバレット

≪バースト≫

小規模だが、目くらまし程度なら十分な爆発だ……!!

「レイヴン…!!」

隠し玉起動!!

≪高速機動。先程のプラン通りに動きますので、そのおつもりで≫

「了解…!」

この高速機動、動くのをすべてデバイス任せにし、俺は射撃に集中できるって言うもんだ……。でも、これは先読みされたら、すぐに劣勢に回ってしまう魔法。初見で破られたら、ツラいなんてもんじゃなくなる……。これは成功させるんだ…!!

「ファイア…!」

最初は右。

「ファイア…!」

次は真後ろ。

「ファイア…!」

最後に左。

全部5発ずつ、配置した…。これがダメだったら……

「その時は俺の負けだ…」

「どこから撃とうが、結果は同じだ!!」

さっき同様に煙を吹き飛ばす

「なっ……!?」

だけど、配置は完了している…!

「バーストバレット・エクスプロージョンシフト」

≪バースト≫

中心のリーヴァを巻き込み、巨大な爆発が起こる

「ぬおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」

「レイヴン……!」

≪収束砲。行きます!≫

隠し玉その二。収束魔法《ブレイカー》

残った魔力弾を集めて束ねる……。ついでに飛び散った残留魔力も一緒に

「くそがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

煙の中から鎧のいたる所がボロボロになったリーヴァが大剣を構えて、こちらに向かってくる……。

予想以上に早い…!!

≪チャージ完了まであと10秒!≫

間に合わない……!

「仕方ないか…」

銃口を向かってくるリーヴァに向ける

≪マスター!?≫

「チャージが間に合わない……。だからこのまま撃つ…!」

≪……わかりました!!≫

発射体制に入る。レイヴンを持つ右手を左手で支える……

「一撃……爆砕!!」

「ぬっ!?」

「ブラックバースト・ブレイカー!!」

トリガーを引き、黒い魔力の塊がリーヴァに向かって放出された……

「はぁぁぁぁぁぁぁ!!」

リーヴァは大剣を楯にし、受け止めたって……マジでか!?

「レイヴン…!」

≪無理です!これ以上は出力上げられません!!これが最大です!≫

これはヤバいような……。でも、あいつだって相当無理してるはずだ…!足元の地面が割れてるのが何よりの証拠……!

「グラムッ!!」

≪はい≫

リーヴァが愛機の名前を叫んだ瞬間、グラムが強いエメラルド色の光を放ち始めた……

≪マスター!砲
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