暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはvivid 車椅子の魔導師
十話
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ですからね≫

「ロンド。余計な事は言わないでよ……」

余計へこむからさ!!

「はぁ…。それで?アスは誰に挑むか、決めたの?」

「ん……?ああ。お前の言ったリーヴァに申し込んだ……」

へー。なら、作戦は念入りに組まないとね。

「一応、色々考えては……ある」

「それじゃあ、善戦できる事を願うよ。一撃ノックダウンはなしだよ?」

「そこまで柔ではない……」

なら、期待しようかな

「ミルテはどうするの?」

「あ、うん。使うよ」

だよね。流石にアインハルトさん相手に手加減なんてしてられないもんね

「使う…とは?」

「ふふん。戦ってみてのお楽しみだよ!ストラトスさん!」

あれを使うミルテには僕も敵わないからなー。どれだけアインハルトさんに通じるかな?

キーンコーンカーンコーン

「あ、昼休み終わりだ」

「さて、俺らは……」

「うん。先に行ってるね。クロムくん」

「では、また後で…」

そう言って教室から出ていく3人。この後、指名組は学院で使う模擬戦場でアップをし始める。他の人は教室でHRをして帰るんだけど、ほとんどが観戦しに行くから、帰る人はほんの一握りだね

「では、気を付けて帰るように。観戦する奴はあんまり遅くならない内に帰れよ?」

帰りのHRを終えて、先生が教室を出て行く…

「さて、向かおうか」

≪はい≫

ロンドに連れられ、模擬戦場に向かう……


「おー。もう結構いるね」

≪良い位置で見られる場所を探しますので、少しお待ちを≫

そこまでしなくていいのに…

≪見つけました。案内します≫

ロンドに案内されて、ついたのは真横から観戦できる席

「うん。ここなら、普通に見れそうだね」

≪録画の準備はしてありますので、ご心配なさらず…≫

さて、目当ての試合までまだあるかな?

「ではこれより実技試験を開始する。最初はアス・クルス!」

あれ?一番手がアスなんだ

フィールドの中央にアスが向かう。あれ?

「アスの手に汎用型のデバイスがない?」

≪そのようです≫

まさか…!!

「指名はリーヴァ・セルイド!」

反対側から、がたいのいい少年が出て来る。リーヴァ、また気が強くなったね

「まさかお前が俺を指名してくるとはな」

「インターミドルには、相性が悪いとか関係ないらしいからな……」

「ふっ…。そうか。なら、全力で相手しよう。ちゃんと結果を残さねば、補習が待っているのでな」

リーヴァはクリスタル型のデバイスを前に向け……

「グラム!!」

≪Set up≫

リーヴァのBJは重騎士。ほとんど攻撃を通さないその鎧
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