八話
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
30秒以内で沈める事が出来たけど。普通の冷静な状態での戦いだったら、逆に僕が30秒以内に沈められちゃうね」
やっぱりあの時の戦いで分かったから……。二年って言うのは大きいなって……
「ま、もうない事を言っても仕方ないけどね」
「……ない事ってどういうことですか?」
「あの時は成り行きで間に入ったけど、もうアインハルトさんと戦うことはないよ」
学校はテストが近くならない限り、体育も見学のつもりだしね。テストでも指名出来るのは女子は女子、男子は男子だから、戦うことはない
「その足だからですか?」
「それもあるよ。でも、アインハルトさんだって、二年も鍛錬をせずに理論だけ固めた奴とガチで戦りたくはないでしょ?」
「それは……」
何かを言いかけて、目を伏せてしまうアインハルトさん
「それでいいんだよ。さ、ノーヴェさんやスパーの相手の人も待たせたら悪いし、早く行こう」
「……はい」
何か納得がいかない表情のアインハルトさんだった
ノーヴェさんが待ち合わせに指定した場所は中央市街地のカフェテラス。その近くまで来ると騒がしいと言うか、賑やかな集団が……
「あ、ノーヴェさん達だったね」
「そのようです」
てか女の人ばっかり……。僕って場違いじゃないかな?
「失礼します」
アインハルトさんが先に行ってしまった。取り残されると後々出づらくなるんだから勘弁だよ……
「ノーヴェさん、皆さん。アインハルト・ストラトス。参りました」
アハハ……。ホント固いな
「すみません。遅くなりました」
軽く頭を下げるアインハルトさん
「いやいや、遅かねーよ。クロムも来てもらって悪いな」
「いえ、気になりましたから」
「でな、アインハルト。こいつが例の」
「えと…はじめまして!」
立ち上がったのは金髪の子……って高町ちゃん!?
「ミッド式のストライクアーツやってます。高町ヴィヴィオです!」
「ベルカ古流武術、アインハルト・ストラトスです」
て言うことは……
「ノーヴェさんがアインハルトさんとスパさせたい相手って」
「ああ。ヴィヴィオの事だ」
大丈夫かな?確かに高町ちゃんも筋はいいんだけど、アインハルトさんは下手なプロの格闘家なら圧倒出来るくらいだし……
「あのアインハルト…さん?」
「――――ああ。失礼しました」
ん?どうしたんだろう
「まぁふたりとも格闘技者同士、ごちゃごちゃ話すより、手合せでもした方が早いだろ」
「話は手合せが終わってからでも遅くないよ。アインハルトさん、高町ちゃん」
「ま、場所は押さえてあるから、早速行こうぜ」
そしてノーヴェさ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ