七話
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「そう。なら良かった」
スバルさんの安堵の声……。何故スバルさんが?
「スバルはね、その二人と仲良しだから」
「そうなの」
なるほど、現存の聖王陛下と冥王陛下と仲良しって結構すごいよね?
「一応、言っておくけど、聖王の方はお前も知ってるからな?クロム」
「え!?僕、聖王陛下と仲良くなった覚えなんて……」
≪紅と翠の虹彩異色の瞳。聖王家はその色が代々受け継がれてます。それに、虹色の魔力光。“カイザル・ファルベ”も≫
虹色の魔力光……。あれ?どこかで見たような……?
「ああ。冷めちゃうから、良かったら食べて?クロムもね」
「はい」
「あ、いただきます」
態々用意してくれたんだし、食べないと失礼だよね
「あとで近くの署に行きましょ。被害届は出てないって話だし、もう路上で喧嘩しないって約束してくれたら、すぐに帰れるはずだから」
「あの……ティアナ。今回の事については先に手ぇ出したのは、私なんだ」
「あら」
まぁ一撃で沈めようとして、不意打ちだったからね。確かに今回はノーヴェさんに非はあるけど……
「だから私も一緒に行く。喧嘩両成敗ってやつにしてもらう」
「両成敗では、僕が入らないですよ?ノーヴェさん」
一応、最後に手を出したのは僕だしね
「でもお前は……」
「どんな理由があろうと、喧嘩をした事に変わりはありません。僕も同罪ですよ」
学校は遅刻確定だね。ミルテにどう言い訳しよう……
「アインハルトさんもそれでいいかな?」
「はい……。ありがとうございます」
やっと話してくれた……。昨日の事も謝らなきゃいけないし……
朝食後、少し時間を挟んで近くの署、湾岸第六警防署に向かった
「ここまで面倒とはね」
≪まぁ仕方ありませんね。喧嘩したんですから≫
子供同士の喧嘩とはわけが違うもんね。そら多いし、面倒だよ……
この書類……
≪ノーヴェ様とストラトス様はもう終わっていますよ?≫
「ロンド。少し黙ってて、さっさと終わらせちゃうから」
空いていた空欄を全て埋め、局員の人に渡す
「はい。確認しました。ではもうこんな事はしないようにして下さいね?」
「はい。ご迷惑をおかけしました」
一度深々と頭を下げてから、待合用の椅子に方に行く……
≪学園の方はどうしますか?≫
「遅刻だろうけど、行くよ。今日休んだら、ミルテが増々怖くなる」
何も言わずに遅刻してるのに、それに加えて無断欠席なんてやったら、アウトだよ。次の日のミルテに黒い笑顔が張り付いてるよ……
「ロンド。待ってる時間で少し調べものをしたいから、データベース、出してくれる?」
≪はい
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