六話
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技の授業は見学ですが、試験が近づくとちゃんと出ます。でも、休日にこんな戦いをしたのは二年間の内、今日が初めてだと思います≫
「そうか」
「ノーヴェ!」
どうやら、スバルが来てくれたみてぇだ
まずは、こいつらの治療が先だ
クロムside
「う……んん……」
あれ?僕は……どうしたんだっけか?
昨日、ノーヴェさんと一緒に帰って、それで……
「はっ!」
普通は起き上がるんだろうけど、足が動かないから起き上がれないんだよね……
「っぐあ!?」
意識が覚醒していくと同時に足に激痛が走った……
「そうだった。昨日、“覇王”と戦った時に……」
久々に立って、戦ったんだっけか。それの反動かな?
≪マスター!!起きたのですか!≫
どうやらロンドは近くにあるみたいだね
≪体の方は異常ありませんか!?≫
「両足が痛い事以外は問題ないよ」
それにここ、僕の家じゃないよね……?
「お、起きたか」
ドアが開き、誰かが入って来た。ノーヴェさんだ
「ノーヴェさん。ここは?」
「私の姉貴のスバルの家だ」
ノーヴェさんのお姉さんの家……?
「痛むところはあるか?」
「両足への痛みが酷いくらいです」
あのわりには平然な顔をしてないか?とノーヴェさん
「我慢は取り柄ですから」
「そうか。じゃあ、リビングに行くぞ」
「あ、はい。ロンド」
≪大変申し訳ないのですが、まだ上手く浮遊魔法を使えるまで魔力回復してないので、使えないのです……≫
あー…だよね。昨日、全魔力は足に込めたから……
「ノーヴェさん。お願いできますか?」
「あ、ああ」
慣れない手つきで僕を車椅子に乗せてくれるノーヴェさん
「これで大丈夫か?」
「はい。ありがとうございます。ロンド、動かせないほどないわけじゃないでしょ?」
≪それは大丈夫ですので、ご心配なく≫
ちゃんと車椅子を動かしてくれるロンド
先にノーヴェさんがリビングに出ててくれてる
「クロムの奴。起きたぞ」
部屋から出て、リビングに出ると、青い短髪の女性とオレンジの長髪の女性、そして元の姿に戻ったアインハルトさんがいた……
「あ……」
僕の姿を見て、顔を伏せてしまうアインハルトさん
はてさて、これはどうしようかな?
僕はこの少し重い雰囲気をどうにかする方法を考えるのだった……
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