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八条学園騒動記
第七百三十話 種類が違うその十四

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「あの国はな」
「そうですか」
「そしてだ」
 そのうえでというのだ。
「他の国はだ」
「酒を飲むにしても」
「夜だけだ」
「仕事が終わってから」
「若し飲めばな」
 その時はというと。
「薬で強引にだ」
「酒を抜きますね」
「アルコールをな」
 それをというのだ。
「そしてだ」
「日常を過ごす」
「そうしていますね」
「そして和牛にも飲ませるな」
「ビールを」
「そのうえで身体を摩ってだ」 
 その様にしてというのだ。
「霜降り肉にしている」
「日本の有名な」
「千年以上前からそうして育てているな」
「高級和牛ですね」
「あの牛はそうして育てている」 
 この話もするのだった。
「敢えてだ」
「ビールを飲ませますか」
「そうもしているのだ」
「そうですか」
「こうした工夫もだ」
 これもというのだ。
「連合では行われている」
「そう考えますと」
「連合は尚更だな」
「侮れない国ですね」
「そうだな、私も思う」
「サバンナの生きもの達の家畜化も目指している」
「そうもしている、またある程度でもな」
 大尉は上等兵に話した。
「成功していてだ」
「飼育されているので」
「連合は侮れない」
「そうした分野を見てもですね」
「実にな、では今度は熱帯の生きもの達を観るか」
 大尉は上等兵に切り出した。
「アマゾンの哺乳類達もな」
「アマゾンですか」
「普通のジャングルの生きもの達も観てだ」
 そうしてというのだ。
「アマゾンもな」
「そちらもですね」
「観よう、ではな」
「はい、そちらに」
「次は行こう」
「わかりました」
 上等兵も頷いた、そうして二人でサバンナの生きもの達のコーナーからそちらの生きもの達のところに行くのだった。


種類が違う   完


                     2023・9・2
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