五話
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ノーヴェさんとの身長差をなくしたんですね
「結構人が集まって来たね」
「はい。あの二人のスパーって結構すごいんですよ?」
ティミルちゃんは何度も見てるんだね。それなら、ちゃんと見ようかな
ノーヴェさんと高町ちゃん、一定の距離を取る……
一瞬の静寂の後、二人は動いた
「これはまた……」
≪レベルの高いスパーですね≫
一進一退の攻防。これが高町ちゃんの実力……
≪ヴィヴィオ様は凄いですね。あの年であそこまでの技量を持っているのは少ないですよ≫
ロンドの言う通り、高町ちゃん達の年齢。インターミドルの参加年齢の最少年齢の子で、あそこまでの技量を持っている子は数少ない。ほとんどの子がかじった程度で、まだまだ甘い。そんな感じが多いけど……
「頑張って来たんだねってわかる。そんな戦い方だね」
≪はい。あそこまで真っ直ぐな戦いをする人は初めて見ました≫
そうだね。
高町ちゃんとノーヴェさんのスパが終わって、そろそろ時間だと言う事でお開きになった
「悪い。チビ達、送ってってくれるか?」
「あ、了解ッス。何かご用事?」
「いや、救助隊だ」
ノーヴェさんは救助隊、高町ちゃんは僕とは逆方向……
「クロムは私がついでに送っていくよ」
「1人で帰れるんですけどね」
「いいから黙って送られろ」
ノーヴェさん時々強引だよね
「それじゃあな」
「じゃあまた」
『お疲れ様でした!』
高町ちゃん達と別れ、ノーヴェさんと二人……
「それで?どうだ?」
「スパは凄かったですよ。高町ちゃんはあの年代では珍しいぐらいの子です」
もちろん、ティミルちゃんやウェズリーちゃんも
「あれほどまっすぐな戦いをする人は初めて見ましたよ」
「ヴィヴィオも頑張ってるからな」
「ノーヴェさんも教えがいがあるって物でしょう?」
「まぁそうだな」
こんな風に話しながら、帰っていた時だった……
「……ッ!?」
何かを感じて足を止める……
「どうした?クロム」
「何か……来ます」
大きな存在がこちらに近づいているような……
「ストライクアーツ有段者。ノーヴェ・ナカジマさんとお見受けします」
声がしたのは上。
街灯の上に立っていたのは黒いバイザーで目を隠した、碧銀の綺麗な髪の女性……
「あなたにいくつか伺いたい事と、確かめたいことが」
その姿、気の気配、魔力はそこかで見たような感じがした……
でもこの感じは……
「アインハルト……さん……?」
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