第百九話 四人で話すことその七
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「今日私は白でね」
「私は黄色でね」
「色違うから」
「いや、私も白持ってるし」
この色の下着ををというのだ。
「危うくね」
「間違えそうになったの」
「そうなのよ」
こう理虹に言うのだった。
「まあ穿かなかったからいいわよね」
「セーフだけれどね、ただ他の人の下着は」
「特に使用済みはね」
「駄目よね」
「私もね」
「誰だってね、しかし下着もね」
理虹はあらためて言った。
「色が違うだけでデザイン同じとかあるわよね」
「それはね、私達の今の下着も」
「色違いでね」
「デザインほぼ同じよね」
「そうよね」
「それあるわね、まあ間違えなかったから」
富美子は二人の話を聞いて述べた。
「いいわね」
「そうよね」
一華もそれはと頷いた。
「かけたと完全に、はね」
「違うからね」
「だからね」
「そうね、私もセーフだって思ってるし」
理虹は二人の言葉も受けて話した。
「このお話はこれで終わりでね」
「いいでしょ」
「ええ」
富美子に確かな声で答えた。
「もうね」
「それじゃあね」
「さて、それでね」
理虹はあらためて言った。
「これからね」
「これから?」
「いや、帰るから」
こう富美子に言うのだった。
「お風呂有り難うね」
「私もね」
「私もよ」
留奈と一華も言ってきた。
「それじゃあね」
「また明日ね」
「ええ、皆お酒かなり抜けたみたいね」
富美子は三人の感謝を受けてからあらためて言った。
「それじゃあね」
「これでね」
「またね」
「明日ね」
「気を付けて帰ってね」
こう言って留奈と理虹が水を飲んで水分補給も済ませると三人を玄関まで見送った、そしてその後でだ。
リビングに帰ると姉がアイスキャンデーを食べていた、そのうえで彼女に言ってきた。
「食べる?」
「いいの?」
「冷蔵庫にあるから」
リビングのソファーに座って言うのだった。
「一本ね」
「それじゃあね」
「いただくわ」
富美子は冷蔵庫からアイスキャンデーミルクのそれを出して袋を破ってそれにかぶりついた、そのうえで言った。
「いや、お酒飲んでお風呂入って」
「アイスはいいでしょ」
「さっきお水も飲んだし」
水分補給も行ってというのだ。
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