四話
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翌日。僕はいつも通りの時間に学校に向かう…。途中でアインハルトさんとは会わなかったし、学校にはちゃんと行ってくれたかな?
≪約束を違えるような人には見えませんよ?ストラトス様は…≫
「わかってはいるんだ。でもやっぱり心配でさー」
≪マスターは少し心配性過ぎます≫
ううっ…
そうこうしてる間に学校に到着。いつも通り、階段を時間かけて上り、教室へと足を運ぶ…
「ロンド。一度止まって」
≪はい≫
教室の扉のところに隠れる様に止まる。なんでって?中でアインハルトさんとミルテがお話中だから
「昨日はホントにすいませんでした…」
「う、ううん。あれは私が悪いの…。だから、ストラトスさんは謝らないで…。ごめんなさい…」
あー…二人共譲らない性格って事を忘れてた…
≪どうしますか?あれでは埒があきませんよ?≫
「ホントにどうしょうね…」
ここまでは考えてないよ…
「もう少し待とう。それで状況が変わらなかったら、間に入ろう」
≪了解です≫
もう少しだけ、様子を見なくちゃ…
「これじゃ、ずっとこのままだよね」
「そう…ですね」
「なら、次の試験の時の実技試験で決着つけない?」
「次の試験の実技試験…ですか?」
連休前の試験の事か…。実技は僕も不安なんだよね。中等科からは模擬戦形式だから…
「うん。私はストラトスさんを指名するから、ストラトスさんは私を指名して!」
「……わかりました。受けて立ちます」
その言葉を言ったアインハルトさんの目には覇気しかなかったとか…
≪これで一件落着ですね。マスター≫
「そうだね」
多分、まだ話す事はあるだろうし。少しぶらついてこようかな?
「それで…いつまで隠れている気ですか?クロムさん」
いっ!?
「あ、あれ?おかしいな…。ちゃんと気配は消したし、ロンドに頼んで魔力も極力消してって…」
教室の中に入り、二人の前に行く…
「視線がありましたから、それで…」
あー…確かにチラ見の繰り返しだったし…
「クロムくん。盗み聞きはダメだよ?」
おいおい。誰がここまでやったんだよ。ことを進めた張本人としてはもの凄く心配だったんだよ!?
≪マスターは心配症なので、そこは目を瞑っていただけませんか?ストラトス様、ミルテ様≫
「そこは昔からだから、大丈夫だよ。クロムくんは人一倍心配性だから」
あのーミルテさん?何でクロムくんのことはなんでも知ってるよみたいな顔で微笑んでいるのかな?
≪この人も私と同じと言う事ですよ。マスター≫
「……今日こそはお前のメモリー見るからね?」
昨日は色々あり過ぎて忘れてた…
≪ふふ
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