四話
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触れる…
「っ!?」
これって…
「ロンド」
≪回復魔法ですね?≫
回復魔法をかけ、少し楽にしてあげる…
「どう?少しは痛み引いたんじゃないかな?」
「あ、はい。ありがとうございます」
「無理はダメだよ?じゃあ、少し職員室に行ってくるね?」
僕は教室を出て、職員室ではなく、図書館の方の階段まで行く…
「ねぇロンド。あの感じって…」
≪はい。間違いないでしょう≫
さっきアインハルトさんの腕の怪我に触った時に感じたあの感覚。あれは魔法によって、または魔法で強化された物によって負った怪我…
「ロンド。確か、この頃自称“覇王”を名乗るストリートファイターがいるって聞いたけど…」
≪考えたくありませんが、ストラトス様の可能性も考えられます。ですが、不可解な点はいくつもあります≫
そう。自称“覇王”が襲っているのはストライクアーツ有段者や腕の立つ人ばかり…
「アインハルトさんだと身長差でアウトなっちゃうよね」
≪はい。ホントは疑うなんて真似はしたくないのですが…≫
昨日にはなかった怪我、しかも残留魔力が感じられた物があるなら…
「ロンド。警戒しなくていいよ。僕も疑いたくないし…」
≪マスター!?…いえ、わかりました≫
せっかく仲良くなったのに、こんな事はしたくない…
教室に戻るとアスが教室にいた…
「おはよう。アス」
「クロムか…。おはよう…」
ミルテにお礼言われたかな?
「ああ…。別にいいと言ったんだがな…」
「ミルテが頑固なのは、アスも知っての事だろ?」
「ああ…」
僕とアスがミルテに視線を向ける…
ミルテはアインハルトさんと絶賛お話中…。仲良いねー
「ああ…。だが、ミルテの頑固は…」
「うん。この頃、昔より磨きがかかった気がするんだよね」
昔はここまで頑固じゃなかったのになー…
「まぁミルテも変わるさ…」
「悟ったように言わないでよ。アス、一番変わったのはアスなんだから…」
初等科の時はもう少しおしゃべりだったのにね
「変わったんじゃない…。変えたんだ…」
「あー…キャラってやつだね」
「断じて違う…!」
そう否定しなくてもいいのに…
「それよりクロム…。そろそろ定期健診じゃなかったか…?」
「あ、うん。今週末に聖王教会に行ってくるよ」
足の事で、定期的に定期健診の名目で聖王教会に見てもらってるんだよね…
「教会の人達によろしく言っておいてくれ…」
「特に、シスターシャンテに、でしょ?」
「クロム…!!」
ムキになるのが怪しいけどね〜
アスは聖王教会所属のシスターである
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