暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはvivid 車椅子の魔導師
四話
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
触れる…

「っ!?」

これって…

「ロンド」

≪回復魔法ですね?≫

回復魔法をかけ、少し楽にしてあげる…

「どう?少しは痛み引いたんじゃないかな?」

「あ、はい。ありがとうございます」

「無理はダメだよ?じゃあ、少し職員室に行ってくるね?」

僕は教室を出て、職員室ではなく、図書館の方の階段まで行く…



「ねぇロンド。あの感じって…」

≪はい。間違いないでしょう≫

さっきアインハルトさんの腕の怪我に触った時に感じたあの感覚。あれは魔法によって、または魔法で強化された物によって負った怪我…

「ロンド。確か、この頃自称“覇王”を名乗るストリートファイターがいるって聞いたけど…」

≪考えたくありませんが、ストラトス様の可能性も考えられます。ですが、不可解な点はいくつもあります≫

そう。自称“覇王”が襲っているのはストライクアーツ有段者や腕の立つ人ばかり…

「アインハルトさんだと身長差でアウトなっちゃうよね」

≪はい。ホントは疑うなんて真似はしたくないのですが…≫

昨日にはなかった怪我、しかも残留魔力が感じられた物があるなら…

「ロンド。警戒しなくていいよ。僕も疑いたくないし…」

≪マスター!?…いえ、わかりました≫

せっかく仲良くなったのに、こんな事はしたくない…


教室に戻るとアスが教室にいた…

「おはよう。アス」

「クロムか…。おはよう…」

ミルテにお礼言われたかな?

「ああ…。別にいいと言ったんだがな…」

「ミルテが頑固なのは、アスも知っての事だろ?」

「ああ…」

僕とアスがミルテに視線を向ける…

ミルテはアインハルトさんと絶賛お話中…。仲良いねー

「ああ…。だが、ミルテの頑固は…」

「うん。この頃、昔より磨きがかかった気がするんだよね」

昔はここまで頑固じゃなかったのになー…

「まぁミルテも変わるさ…」

「悟ったように言わないでよ。アス、一番変わったのはアスなんだから…」

初等科の時はもう少しおしゃべりだったのにね

「変わったんじゃない…。変えたんだ…」

「あー…キャラってやつだね」

「断じて違う…!」

そう否定しなくてもいいのに…

「それよりクロム…。そろそろ定期健診じゃなかったか…?」

「あ、うん。今週末に聖王教会に行ってくるよ」

足の事で、定期的に定期健診の名目で聖王教会に見てもらってるんだよね…

「教会の人達によろしく言っておいてくれ…」

「特に、シスターシャンテに、でしょ?」

「クロム…!!」

ムキになるのが怪しいけどね〜

アスは聖王教会所属のシスターである
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ