暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはvivid 車椅子の魔導師
三話
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に来ただけですので…」

先生の手の上に図書館の鍵を乗せる

「はい。ちゃんと受け取りました。お疲れ様でした。エーレン司書」

「では失礼しました」

軽くスルーし、職員室を出る。すると、職員室の前にストラトスさんが立っていた…

「あれ?どうしたの?」

「ついでですので持ってきました」

ストラトスさんの手には僕の鞄。態々持ってきてくれたんだ

「ゴメンね?でもありがとう」

お礼を言い、鞄を受け取る…

「いえ、ついででしたから…」

ん?少し顔が赤いような…。でも夕日で赤いだけ…だよね?

「それじゃあ。帰ろうか。家まで送るよ。ストラトスさん」

「いえ、そこまでしていただくのは…!」

迷惑かな?

「迷惑だったかな?この時間帯は変なのもうろついてるし、女の子1人じゃ心配だけど…」

「め、迷惑ではないですが…」

んー…何か隠してるって言うか、そんな感じがするけど…

「わかった。そこまで言うなら、今日は諦めるよ」

「すみません。せっかくのご厚意を…」

「いいよ。僕のはただのお節介だから。気にしないで」

少し顔が暗くなってしまうストラトスさん

「なら校門まではいいよね?“アインハルトさん”」

「あ、はい」

名前で呼んでも大丈夫って事かな?

「呼んでおいてなんだけど、いいの?名前」

「はい。構いません」

そう。なら良かった


その日はアインハルトさんを校門まで送り、自宅への帰路へとついた…
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