三話
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の足でやってるんだ…
「あーストラトスさん。先に行ってもらっていいかな?」
「どうかしましたか?」
「ちょっとこの姿は見られたくなくてね。いいかな?」
ストラトスさんは少し考え…
「わかりました」
そう言って、先に階段を上って行ってしまう
「じゃあロンド。お願い」
≪はい≫
両足に変換した魔力を込める…
「せーのっ!」
車椅子の手すりを持ち、一気に立ち上がる
「こんなとこ、見せたくないしね」
いくらリハビリって言っても、激痛の伴うリハビリだしね。こんな姿は見せたくないんだよ
「っ!?」
≪マスター!?≫
バランスを崩してしまい、踊り場のところで倒れてしまう…
「大丈夫。心配ないよ…。少しバランス崩しただけだから…」
両手で階段の手すりを掴み、力を入れて立ち上がる…はずだったんだけどな〜…
「どうしてここにいるのかな?ストラトスさん」
僕の体を起こしてくれているのはストラトスさん。先に行ってって言ったはずなんだけどなー…
「心配でしたので、すみません」
「はぁ…ありがとう。助かったよ」
実はこうやって助けてもらうって事は初めてだったりするんだよね。アスやミルテとは登校時間違うから…
普段から助けてくれる人なんていないしね。
「少し立たせてくれるだけでいいよ。そこからは自分で出来るから」
「はい」
少し立たせてもらって、階段の手すりに掴まる
「よいしょっと」
そこから上まで自分で歩く。ストラトスさんは何故か、後ろを歩いている。倒れてもいいようにいてくれてるのかな?
「ロンド」
≪はい≫
上まで上り切れたので、ロンドが車椅子を操作し、僕を乗せる…
「職員室までお願い」
≪了解です≫
「ストラトスさん。先に教室に行っててくれますか?」
「あ、はい。わかりました」
ストラトスさんを先に教室に向かわせて、職員室のドアをノックする
「失礼します。図書館の鍵、返しに来ました」
「あ、エーレン司書。お疲れ様でした」
気づいてくれたのは図書館を受け持ってくれている先生。
「先生。そのエーレン司書って言うの止めてくれませんか?先生にそこまで畏まられちゃうと、困っちゃうんですけど…」
この先生は僕が図書館の司書紛いな事をやり始めた時からずっとこう呼んでるんだよね。こっちとしては先生にここまで腰の低い態度を取られると困ると言うか、なんというか…
「いえ、私の代わりにあの図書館の本を管理してくれたりしてるんですから、このくらいは…」
この先生って結構頑固でこれだけは譲ろうとしないんだよねー
「まぁいいです。ではこれを返し
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