三話
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出て来たのは変換資質について詳しく載っている本。一時期は僕もお世話になったなー。この本
「変換資質について…ですか?」
「うん。僕が初等科の最初の方で読んだ本だね。これって結構、変換資質持ってる人の弱点とか割り出せるから役に立つと思うよ?」
これでインターミドルの変換資質持ちの対策立ててたし…
「はい。ありがとうございます!」
「ウェズリーちゃんとティミルちゃんはどうするの?」
「私もオススメでお願いしまーす」
「私もオススメで…」
二人とも同じね…
さて、どんなのがいいかな?
悩んだ結果、こうなった…
「ウェズリーちゃんにはこれ、ティミルちゃんにはこれかな?」
ウェズリーちゃんにはストライクアーツ専門を、ティミルちゃんにはゴーレム生成関連の本を…
「「ありがとうございます!」」
よし。これでいいね
「じゃあ、カウンターで借りる受付してね。返す時はまた放課後に僕のところに来てくれればいいから」
「「「はい。失礼します」」」
高町ちゃん達はカウンターの方に行ってしまった…。さて、見回り続けなきゃね
「ロンド」
≪はい。今日は少し奥の方も見て来ましょうか≫
「そうだね。週に一回ぐらいは奥の方も見ておかないとね」
≪では移動します≫
僕はその後、閉館時間になるまで奥の方をずっと巡回してました
閉館時間になり、誰も残ってないかを確認する…
「うん。誰も残ってないね」
≪どうやらそのようです≫
じゃあそろそろ大丈夫かな?
「もう出てきていいよ。ストラトスさん」
後ろの本棚に向かって、そう言うと…
「気づいていたんですか?」
本棚の影からストラトスさんが姿を現した…
「閉館時間まで、僕の事ずっとつけてたね。よく飽きないもんだ」
「貴方の仕事の邪魔にならない様にしていただけです」
それでずっと付け回すのはどうかと思うよ?
「まぁ気づいたのは奥に行ってからなんだけどね。それじゃあ話してもらうよ?」
「はい…」
読書用のテーブルに行き、向かい合って座る…
「今日の実技模擬試験。なんでスン止めルールを破ったか、だけど、ミルテの戦い方が気に入らなかったんだよね?」
「っ!?」
目を見開き、何故と言った表情でこちらを見るストラトスさん
「やっぱりね…。ストラトスさんがこう言う武術系の事に関して真剣なのはわかるよ。普段でも全然隙ないもんね」
「そこまでわかっているのに何故私と話したいと…?」
「単に話してみたかったのもあるんだ。ストラトスさんってあまり他の人と話してないみたいだから」
興味本位ってわけじゃない。理由はもう
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