第百四話
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第百四話 今田先生もまた
今田先生もだった、朝起きると自分の使い魔達に言われた。
「あの、ネグリジェからです」
「下着が透けて丸見えです」
「あまりにも刺激的です」
「すぐに着替えて下さい」
「シャワーを浴びてよね」
先生は使い魔達にまだ眠そうな顔で応えた。
「そうしてよね」
「そうされて下さい」
「その間に朝食を用意しますので」
「まずはシャワーを浴びてです」
「お着替えにもなって下さい」
「そうするわね」
穏やかな声を返してだった。
今田先生もシャワーを浴びた、そして青のセーターと紺色のぴっしりとした感じのロングスカートに着替え当然下着も替えてだった。
朝食の場に出た、すると。
「ハヤシライスね」
「はい、昨晩の残りです」
「それにしました」
「どうかお食べ下さい」
「そうさせてもらうわ、ハヤシライスもね」
先生はにこりと笑ってスプーンを手にして言った。
「美味しいわね」
「カレーがメジャーですが」
「ハヤシライスもいいですね」
「美味しいですね」
「忘れたらいけないわ」
決してというのだ。
「ハヤシライスもね」
「お肉に玉葱がたっぷりと入っています」
「マッシュルームも」
「栄養バランスもいいです」
「ですから朝召し上がられても」
「いいのよね」
そのハヤシライスから目を離していない。
「とてもね、それじゃあ」
「後片付けもしますので」
「どうかゆっくりとです」
「食べさせてもらうわ、そして」
それにというのだった。
「食べ終わったら」
「それならですね」
「一日をはじめられますね」
「そうされますね」
「そうするわ」
こう言ってだった。
先生はハヤシライスを食べた、その後で使い魔達に話した。
「ではね」
「はい、一日をですね」
「はじめられますね」
「そうするわ」
微笑んで言ってそうしてだった、先生も一日をはじめた。今田先生はハヤシライスだがいい栄養補給になった。
第百四話 完
2023・10・9
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