第七幕その十一
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懐から取り出した箱の中に入りました、その箱は魔法使いが入るとすぐに爆発しましたがお空からです。
魔法使いは降り立ちました、そうして皆の拍手の中言うのでした。
「これが新しく生み出したね」
「貴方の魔法ね」
「そうなんだ、イジュージョンもね」
これもというのです。
「いいと思ってね」
「それでなのね」
「こうした魔法もね」
「生み出しているのね」
「そうだよ、私は元々手品師だし」
それでというのです。
「こうしたイリュージョンもね」
「やっていってるわね」
「そうなんだ」
まさにというのです。
「最近はね」
「いいと思うわ」
ドロシーはにこりと笑って応えました。
「素敵なイリュージョンよ」
「そう言ってもらって嬉しいよ」
「じゃあ僕は得意の火の輪くぐりじゃなくてね」
臆病ライオンも言ってきました。
「歌を披露させてもらうよ」
「その歌は何かな」
「ラブミーテンダーだよ」
腹ペコタイガーに答えました。
「この前プレスリーさんの歌を聴いたけれど」
「オズの国の人だしね、あの人も」
「今ではね、それでね」
「その歌はあの人の代表曲の一つだしね」
「物凄くよかったから」
「今歌うんだね」
「そうさせてもらうよ」
こう言うのでした。
「今からね」
「それではね」
こうしてでした。
臆病ライオンはラブミーテンダーを歌いました、すると歌い終わった後で魔法使いのイリュージョンと同じだけでした。
拍手を受けました、すると臆病ライオンは嬉しそうに言いました。
「詠ってよかったよ」
「ええ、素敵な歌だったわ」
ドロシーがまた応えました。
「とてもね」
「皆の前ではじめて歌ったよこの曲」
「そうなのね」
「静かでそれでいてね」
臆病ライオンはさらに言いました。
「歌詞がまたね」
「いいのよね」
「だからね」
それでというのです。
「今回歌ってみたけれど」
「凄くよかったわ」
「じゃあまたね」
「歌うのね」
「また歌い機会があればね」
その時はというのです。
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