二話
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ほとんど隙がないストラトスさんだ。防護を抜かないように手加減してくれたんだよね。でも、それが出来る人がスン止めルールを忘れるはずがない…
「……」
うーん…。まぁ原因は大体はわかってるんだけどね。仕方ないか…
「わかった。この事に関してはもう聞かないよ」
【今日の放課後、図書館の方に来てくれるかな?そこで詳しい事は聞くよ】
念話をストラトスさんに飛ばしておく…
「先生。この事は」
「わかってるよ。不問にしておいてやるよ」
ストラトスさんからの返事はない…けど。
「それじゃあみんなも大丈夫かな?ストラトスさんも少し手が滑ってスン止めが出来なかっただけだから」
静めておかないと後々、ストラトスさんがいづらくなっちゃうしね
「じゃあ僕は保健室の方に行きます」
「わかった。男子の方には行っておく」
「ありがとうございます」
最後にチラッとストラトスさんの後ろ姿を見て、保健室に向かった
「失礼します」
保健室に入るとアスが椅子に座って暇そうにしていた…
「アス。ミルテの様子は?」
「今、先生が見てくれてる……」
「そっか」
無事だといいけど…
「それよりクロム……。お前、この二年鍛練やってなかったじゃなかったのか…?」
「え?そうだけど、どうして?」
ロンドの魔法補助とかは使ってるけど、鍛練とかはめっきりやってないね…
「ならどうしてあんなに動けるんだ……。少しは鈍っててもおかしくないだろ…?」
「ほとんどはロンドの補助のおかげだよ。それに、鍛練はしてなくても範囲とかはなんとなくでわかるよ」
初等部からずっと鍛錬してたんだ。二年前まではね。そうそう衰えないと思うよ?
「やっぱり化物か……」
「人を化け物扱いしないでくれるかな?」
僕はあんなデタラメな存在になった覚えはないよ
「保健室で一体何の話をしているのよ。貴方たち」
ベッドを覆っているカーテンから先生が出て来た…
「似つかわしくないですか?話の内容」
「するなら保健系の話にしなさい」
「思春期男子に何言ってるんですか?」
「ナニよ」
ホントこの先生って相手しづらい…
「ミルテの様子は……?」
「大丈夫よ。外傷はないし、どこか骨が折れてるわけでもないから。放課後には帰れるわ」
良かった。ミルテに何かあったら、僕とアスがミルテのお母さんに折檻されちゃうよ…
「今、話しても?」
「大丈夫よ。起きてるから」
「俺は先に戻る……」
アスも顔ぐらい見せて行ったらいいのに…
「それじゃあ私も少し席外すけど、私がいないからって襲っちゃダメよ?」
「本気で言って
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