一話
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「なにそれ怖い」
デバイスと言えど、プライバシーはちゃんと守ってるよね?
≪……≫
「え…?ロンド!?ちょ、まさかホントに僕の事全部しってるの!?」
≪さて、学校での最大の難関ですよ?≫
無視しないで!?
「うぅー…。帰ったら中のメモリー見るからね」
話を一旦終わらせ、難関の前まで来る…。
そう、階段です。はい。ホントに嫌です
「じゃあ、頑張ろうかな」
両足に魔力を集中させる。魔力と言っても純粋な魔力じゃないよ?
変換資質で変換した魔力だから
僕の変換資質は雷だから、動かない筋肉を電気で無理矢理動かすって言う。まぁ電気ショックでの心臓を動かすって事と同じ事だね
「うっ…!」
ついでに言うと無理矢理動かしてる+これで歩くから足にはもちろん激痛が走るんだよね。
≪痛覚麻痺使いますか?≫
「いらないよ…」
あと、ロンドは車椅子を浮遊魔法で浮かせて階段を上りきった場所にいてくれてる。
「辛いけど、泣き言言ってたら治らないしね」
一応、リハビリのつもりなんだよね。これ…
周りはいつもの事のようにさっさと歩いて行く…。まぁ助けてほしいなんて思ってないけどね…
「やっとついた…」
階段を上がるだけでも息が上がってしまうのはどうにかしないとね。
「はぁ…はぁ…ロンド」
≪はい≫
僕自身に浮遊魔法をかけ、車椅子まで移動する…
「はぁ…はぁ…」
≪大丈夫ですか?マスター≫
「うん。なんかいつもより疲れちゃっただけだから」
さて、今の時間は…
≪今の時間ですと、ミルテ様がいる可能性がありますね≫
「そっか。行こうか」
≪はい≫
今の時間の生徒の数はまばら。一クラスに三人いればいい方かな?
こんな朝早く来るのは、日直か物好きか…。僕は物好きに入るのかな
あと、ロンドが遅刻するって言ったのはただ単にいつもの時間に付かないよって言う事
「おはよう」
教室に入ると案の定、一人だけいた…。
「あ、クロムくん。おはよう」
ミルテ・エシェル。栗色のポニーテールに真っ黒な瞳。管理外世界出身かなと思われる事が多いけど、れっきとした管理世界出身だよ
世話焼きでクラスメイトの事を考えている事が多い。お悩み相談とか毎週水曜日の放課後に開かれるほど聞き上手で話し上手らしい…
まぁ俺は初等部からの付き合いだから、結構話聞いてもらったりしてるんだよね…
「今日の朝は暇なのか?」
「うん。今日は先生からの相談もなかったから」
先生が生徒に愚痴聞いてもらうってどうよ…。まぁそれほど頼れるってことだろうけど…
「クロムくんはこの頃大丈夫なの?」
「心配
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