暁 〜小説投稿サイト〜
わんねー あいつに責任とってもらう だけど好きになっただけヤ
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 じっちゃんが、お盆過ぎの恒例の会社の慰労会にクラブの仲間も呼んだらどうだと、言ってくれていたので、私はみんなに声を掛けてみた。みんなが来るんだったら、ヨッさんがたこ焼き器を借りてきまっさーと言ってくれていたのだ。

 みんなに連絡をして、午前中はお盆明けの練習初日で、その後、夕方に集まることになっていた。バスと電車でみんな来るので駅前で待ち合わせをして、案内をすることになっていたのだけど、私と泉希は昼過ぎにヨッさんの設営とかたこ焼き用のタコにキャベツなんかを切る手伝いをしていたのだ。

 そして、泉希は一度帰って、私もばっちゃんに浴衣を着せてもらって駅に向かった。申し合わせたようにみんなが浴衣姿で、泉希は薄いお化粧をしてきたみたい。

 みんなを案内して、家に戻るとヨッさんはぼんぼりの飾り付けをしていて

「あぁー やっと 終わったとこですわ どうでっか? まつりっぽいでしゃろ?」と、満足げだった。

「うん ヨッさん 今年は気合 入ってるネ」

「そらぁー そーでんがなー みゅうみゅんの仲間が集まるんでっからー しょうもないこと出来まへん」

「ふふっ ヨッさんって みゅんのことになると 一生懸命なんやね」

「そんなこと・・・ 泉希こそ ヨッさんに大切にされてるヤン」泉希は私の肩をポンと叩いてきていた。

 会社の人もだんだんと集まって来て、最後にじっちやんが来て、一声をして始まった。バーベキューのほうは紳おじちゃんが担当していて、今回はあんまり大きくない海老と長めのウィンナーにカボチャなんかも用意したと言っていた。ヨッさんは手ぬぐいハチ巻でさっきからたこ焼きを焼いていて、その傍には知らない間に泉希が手伝っていた。それも、たすきをしているのだ。まるで、嫁さん気取りみたいなんだ。

 さすがに、ウチの中庭も女の子9人も加わると結構なもので、山本部長さんも感嘆していて

「はぁー 社長 こんだけ 女の子が集まると 昔のキャバレーの浴衣祭りみたいでんなぁー いゃー やっぱり、若い子はいいなぁー だいいち 華やかでんがなー」

「・・・」じっちゃんは声が出なかったんだけど、山本部長はばっちゃんにお尻を叩かれていた。私は、いたずらするつもりで まわぁまんまーにライン電話をつないで、中庭を映した後、はしゃいでる人が居るんよと、そのまま携帯を山本部長さんに手渡したら

「あっ いとはん お元気そうでんなー」

「元気そうでんなじゃぁないわよー 又、若い女の子の前で 下品なこと言ってるんじゃぁないわよネ! 山本さんは モトマチの幹部なんですから その風格を持ってヨッ!」と、厳しい声が聞こえてきていた。しきりに、山本さんは頭を下げていた。

「お嬢はん 殺生でっせー 勘弁してくださいよー」と、携帯を返してきたの
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