第170話
[8/8]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
”アリサ”と”アルティナ”はジト目でリィンを見つめ、”ランディ”は悔しそうな表情で、”アッシュ”は皮肉気な笑みを浮かべてリィンを見つめ
「……なるほどね。『処女』の血には膨大な霊力が秘められている事から古来から『処女の血』は魔術儀式の貴重な素材として伝わっているわ。ましてや”女神の処女の血”なんて神聖かつ膨大な霊力の塊でしょうから、そんなものを”対価”にすれば心臓に巣食っていた”呪い”の浄化も容易だったでしょうね。」
「ちなみに余談だけど、私やエマような普通の人間と比べると霊力が高い”魔女”やシスターのような聖職者の純潔だと、普通の女性の純潔よりも効果は高まるそうよ。」
「まあ、そうなんですの♪――――――という事は女神の純潔に代わる質かつ数の純潔ならば同等の効果も見込めると思われるのですから、霊力が高いアルノール皇家の血を引く私や姫様、私や姫様程ではないにしても普通の人間と比べると霊力が高くかつアーツ適正も高いエリゼ先輩の3人の純潔をリィン教官に捧げれば、リィン教官の”呪い”も浄化された可能性もありえたという事にもなりますわね♪」
「ミルディーヌ!?」
「どさくさに紛れてとんでもない事を言うんじゃないわよ!?」
「い・い・か・げ・ん・に、し・な・さ・い・ミ・ル・ディ・ー・ヌ〜〜〜〜〜??」
”セリーヌ”は呆れた表情で呟き、苦笑しながら答えた”クロチルダ”の話を聞いて目を輝かせた”ミュゼ”は意味ありげな笑みを浮かべ、”ミュゼ”の話を聞いたアルフィン皇太女は頬を赤らめて声を上げ、”ユウナ”は”ミュゼ”を睨んで指摘し、”エリゼ”は膨大な威圧を纏ってミュゼを見つめて微笑み、その様子を見ていたその場にいる全員は冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「―――――ご歓談中の所、失礼します、リィン様。レボリューションの点検、完了したとの事です。帰還に支障がある損傷は特にないとの事ですわ。」
するとその時ルシエルがレボリューションから現れてリィンに報告した。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ