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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第170話
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得力もないから。」

「実際ミント達の世界のシェラお姉さん達もママの事を”人外”呼ばわりしているよね〜。」

”レン”の指摘に対してジト目で反論したエステルの反論にその場にいる多くの者達が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中ヨシュアは疲れた表情で、ミントは苦笑しながら指摘した。



「ヨシュア達まで……全く、みんな大げさすぎよ。翼を生やせる事とエイドス専用の神技や神術を使えるくらいで大騒ぎして。」

「いや、それ以外にも色々あるから。」

「そもそも”空の女神”であられるエイドス様専用の神技や神術を受け継いだ時点で、”人外”と言っても過言ではない存在なのですが。」

「ブッ!?え、えっと、並行世界のエステルちゃん?そっちのリースが言っていたエステルちゃんがエイドス様専用の”神技”や”神術”を受け継いだってどういう事なん?」

ヨシュアとミントの答えにジト目になったエステルの呟きを聞いたその場にいる全員は冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中ヨシュアは疲れた表情で、リースはジト目でそれぞれ指摘し、”ケビン”は思わず吹き出した後エステルに訊ねた。

「言葉通りの意味ですよ。エステルさんが私自身が編み出した”神技”と”神術”を習得したいとの事で、希望通り受け継いでもらっただけです。私の血族でしたら、威力の違いはあれど、継承は可能かつ簡単ですので。」

「そ、”空の女神自身が編み出した神技と神術を習得したいから受け継がせた”って……!そっちのエステルは何でそんなとんでもない事を空の女神に頼んだのよ……!?」

エイドスの説明を聞いた並行世界の面々が血相を変えて驚いている中シェラザード皇子妃は信じられない表情でエステルに訊ねた。



「え?単に遊撃士として強くなりたい為だけど。」

「お、おねえちゃ〜ん……」

「そもそもそんなとんでもない術に技、”遊撃士”に使う機会があるようなシロモノじゃねぇだろうが!?」

「というかそんな単純な理由で”伝説”扱いされて当然の術と技を並行世界のエステルさんに受け継がせた”空の女神”も理解不能です。」

「元々そのような細かい事を気にするような性格ではないのだ、女神(エイドス)は………」

エステルの答えに並行世界の面々が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中”ティータ”は疲れた表情で呟き、”アガット”は呆れた表情で突っ込み、ジト目の”アルティナ”の指摘に対して”ツァイト”が疲れた表情で答えた。

「えっと……ちなみにエイドス様ご自身が編み出された”神術”と”神技”というのは一体どういうものなのでしょうか?」

「神術”イリスの焔”は七耀脈の力を創生の焔に変換して敵を焼き尽くし、仲間達には強力な治癒効果がある攻防一体の神術で、神技”セプトブラス
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