第八十五部第四章 メキシコの思惑その十七
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「少しでもだ」
「入浴のお時間もですね」
「考えてみればある筈だしな」
「では」
「入る様にしよう、あと寝る時間はな」
それはというと。
「二時間でも三時間でもな」
「摂られていますか」
「睡眠時間も」
「左様ですか」
「若し完全に徹夜するとな」
幾ら多忙でもというのだ。
「相当に身体に負担がかかるからな」
「それ故にですね」
「身体を休められますね」
「そうされていますね」
「首相も」
「あれは非常に心身を疲れさせる」
一睡もしない、そのことはというのだ。
「だからな」
「休まれますね」
「二時間でも三時間でも」
「毎日睡眠を摂られる」
「そうされますね」
「幾ら多忙でもな、少しでも寝ないとな」
一日のうちでそうした時間をもうけないと、というのだ。
「これだけ身体に悪いことはない」
「多忙でも身体に気をつける」
「それは絶対のことですね」
「若しそれを怠れば、ですね」
「体調管理も資質のうちだ」
それが出来ることもというのだ。
「不摂生で満足に働けるか」
「そしてその能力を引き出せるか」
「そういうことですね」
「それは出来ないですね」
「とても」
「酒に煙草ばかりでしかも徹夜だとだ」
そうした生活を送ると、というのだ。
「身体がいいか」
「それはですね」
「到底ですね」
「いい筈がないですね」
「そうした生活では」
「そうした生活で長生きは難しい」
それが現実だというのだ。
「そしていざという時もだ」
「支障が出る」
「左様ですね」
「不摂生な生活ですと」
「どうしても」
「だから私も完徹はしない、そして肩凝りのこともな」
これからはというのだ。
「何とかしていこう」
「整体に行くことが出来ないなら」
「入浴ですね」
「それで解消しますね」
「そうしよう」
こう言ってだった、ガラサは実際にその日の夜にホテルの自室で湯舟に入った。すると肩にバットで思いきり叩かれる様なしかしそれでいて痛みの全くない衝撃を受けた。そうして肩凝りを解消させていっていた。
兎角各国の者達も動いていた、だが。
中央警察長官であるドトールは地球においてその話を聞いて今はこれといって仕事がないアラガルに話した。
「滑稽と言えばです」
「滑稽ですか」
「中央政府と各国政府はお互いに衝突しようとしていて」
そしてというのだ。
「北京星系では各国政府によって宣言が出されようとしています」
「中央政府に対して」
「ですがその北京星系は」
そこはというのだ。
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