暁 〜小説投稿サイト〜
わんねー あいつに責任とってもらう だけど好きになっただけヤ
9-4
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

「泉希 幸せそうね いいなぁー 羨ましい」

 私はと言うと、たっ君に宿題の絵を描くから付き合ってと言っていた。今度の日曜日と約束していて、山の上の神社で街が望める展望台のある所。私は上から見た街並みを描くつもりだった。たっ君は仕方ないので、読書感想文の本を読むと言っていたから、私は、お弁当も用意していた。

 朝から、たらこと高菜、タケノコと椎茸のつくだ煮には胡麻をまぶして、ウインナーを詰めて、10時に待ち合わせて、神社を目指した。私は、迷ったけどチェックのジャンパースカートに いつもの麦藁のカンカン帽で背中にリュックとスケッチブックも下げて出掛けていた。会った時、リュックはたっ君が背負ってくれて、上に着くと暑いせいなのか誰もおらず、私は、丁度、木陰になっているベンチに跨るように陣取っていた。

「みゅんみゅん そんな恰好で描くんか?」

「うん 誰もおらへんしなー このほうが安定するしー」と、描き始めると、たっ君も背中合わせに座っていた。まわぁまんまーも何度かここから絵を描いたんだろうなと その時から景色は変わったんだろうか その時も、たっ君みたいに、おとんも側に居たんだろうか と思いながら描いていた。鉛筆で描いて、家に帰ってから、薄く色付けするつもり。

 お昼近くなって、たっ君が私を植え込みの陰に連れて行って、キスをしてくれた。軽くだったけど、当たり前のようなキッスだった。おにぎりをほおばりながら

「うまい みゅうみゅんのはうまい」と、言ってくれていて

「卵焼き作ろうと思ったけど 傷むといけないから ウィンナーにしたの」

「うん いいよ 別に おにぎり うまい なぁ みゅうみゅん等 相手居なくて 練習も張り合い無いやろー?」

「そーだね でも ウチ等 まだまだ 練習せんと あかんしなー」

「僕等3人で 相手になるかもと 監督に話したんだけど 反対された なまじ ラグビーなんかやると 怪我するからと」

「そーだよね でも ありがとう 気にしてくれて」

「まぁ 僕なんかより 重光が乗り気でなー みゅうみゅんのことが好きみたいだぜ」

「・・・うーん どういう好きなんやねん?」

 そして、陽が傾いてきた頃、私は出来た と帰ることになって、私達は二人とも自然に山林があるほうに下って行った。そして、あの少し開けたところに来て、たっ君に手を引かれて 引き寄せられて、唇を合わせていた。彼も我慢できなかったみたい。彼の舌がもぐりこんで来て、私もそれに応えていて、甘くて頭がじ〜んとなって、身体すべてを彼に預けていた。

 ボタンをはずされて手が胸に入って来て、もう片方の手はスカートの下から私のお尻を引き寄せようとしてきていた。しばらく、そのままにされていたが

「あかんって そんなんダメ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ