【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第7章】八神家が再び転居した年のあれこれ。
【第5節】キャラ設定7: メルドゥナ・シェンドリールとその家族。
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子の中では、長女(第一子)のヴァニィと次女(第三子)のジェルマは、魔力を持っていませんでしたが、長子(第二子)のセグディオと末女(第四子)のディムリエは、後に「それなり」の魔導師になりました。
また、第一子と第二子の間が8年も空いてしまいましたが、後に「一人目の養女」となったルビスタは、年齢的にちょうどその中間に入る形となります。】
また、ハウロンの三女カゼーリアは、新暦66年の生まれです。
彼女は、母マデッラが更年期障害に陥ってからは、しばらくの間、シェンドリール家の家事労働全般を一手に引き受けていましたが、87年にロムグリスが家に来てからは、そうした家庭内労働からも解放されて、ようやく家の外へも自由に出歩ける身の上となりました。
そこで、素早く(要領よく?)相手を見つけたのでしょう。
カゼーリアは、下の姉メルドゥナが結婚した次の年(89年)の4月に、23歳で一般人男性のブルング・オクファネス(26歳)と結婚し、タナグミィ地方(広義の首都圏地方)の北端部にあって「北の大運河」に面した「中核都市ノムルゼア」で、ごく普通の「平凡で幸福な家庭」を築いて、後に2男と1女を産みました。
続けて、四女フラウミィ(通称、フラウ)は新暦70年の生まれです。
彼女は中等科を卒業した後、85年の春から「魔力の無い法務官」として管理局のミッド地上本部に務めていましたが、89年の秋には「第二種」の試験に合格して、90年の春からは次姉メルドゥナの「事務担当補佐官」となりました。
そして、さらに93年の9月には、23歳で地上本部に勤務する経理担当の男性局員スレンザン・モルドローラ(30歳)と結婚し、後にやはり2男と1女を産みました。
【後に、カゼーリアとフラウミィの子供たちは六人とも、その父母と同様に、リンカーコアを持っていないことが確認されました。「隔世遺伝」の確率は、それほど高いものではないのです。】
最後に、末子ルディエルモ(通称、ルディ)は、新暦74年の生まれです。
彼は、3歳の時には家族とともに首都圏に引っ越して来ているので、生まれ故郷であるエルセア地方のことはもう何も覚えていません。翌年の「長姉の結婚」や「祖母の急死」についても、記憶はもうかなり朧げなものになっています。
それはともかくとして、ルディは87年の春に訓練校を卒業し、長姉デュマウザと同様に13歳で陸士になりました。祖父ガドレウスが亡くなってから四か月、次姉メルドゥナがまだ娘ヴァニィのために休職していた頃のことです。
また、ルディは一体どういう訳か、生まれつき四人の姉たちよりも背が低く、母親のマデッラも「ミッドにおける成人女子の平均身長」には微妙に届いていないのですが、その母親と同じぐらいの背丈しかありません。
よく
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