【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第7章】八神家が再び転居した年のあれこれ。
【第5節】キャラ設定7: メルドゥナ・シェンドリールとその家族。
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女」というほどではありません。
(少なくとも、父親のハウロンや後述のロムグリスよりは、少しだけ小柄です。具体的に言うと、177センチ・78キロぐらいでしょうか。)
ただ全体的に骨が太く、筋肉質で、肩幅も広く、胸板も分厚く、全体的に割とゴツい体型で、同じ「ティアナの補佐官」でも、スリムなウェンディの隣に並ぶと、その印象の違いには、あからさまなものがあります。
【なお、彼女の容貌に関しても、個人的には、『笑顔は魅力的だが、「客観的な意味で美人か?」と訊かれると、少し返答に困る』といったところを想定しています。主な問題点は、「太すぎる眉と分厚い唇と頑丈な下顎」でしょうか。】
また、メルドゥナは新暦85年の5月には、〈ゲドルザン事件〉でヴィクトーリア執務官たちとも面識を得ました。
そして、同年の9月には、カルナージでの合同訓練で「憧れのなのはさん」の他、フェイトやアインハルトやルーテシアたちとも面識を得た後、彼女たちからの応援を得て、翌10月には二度目の挑戦で執務官試験に合格します。
各人の成績にあえて順位をつけるならば、彼女はだいぶ下の方でしたが、それでも無事に研修を終えて、翌86年の春には24歳で新人の執務官として独立しました。
【ちなみに、個々の魔導師が持つスキルの多くは、その人物が十代のうちに発現するのが普通であり、大半の場合、二十代前半のうちにはすべてのスキルが出揃います。裏を返せば、25歳を過ぎてから新たなスキルが身につくことは、ほとんどあり得ません。
そのため、執務官試験のような「高度なスキルが要求される資格試験」の受験者に対しては、一般に『25歳を過ぎてもダメなら、もう諦めろ』と言われています。メルドゥナは、執務官としてはかなりの「遅咲き」だったと言って良いでしょう。】
最初の年の仕事は『まあ、何とか、こなせている』というぐらいの状況だったのですが……その年の暮れには、祖父ガドレウス(84歳)と娘ヴァニィ(5歳)が「お出かけ先」で爆発事故に巻き込まれ、老齢のガドレウスは(とっさに魔法も間に合わなかったのか)自分の肉体で幼い曽孫を包み込むようにして庇い、その場で裂傷多数・出血多量によって死亡してしまいます。
おかげで、ヴァニィは肉体的には全くの無傷で済みましたが、目の前で「大好きな曽祖父」が血まみれになって死んでしまったため、心理的には、それがかなり強烈な外傷になってしまいました。
そのため、ヴァニィは年が明けてからも一年ほどの間は、『時間と場所を問わず、「何か物音がした拍子に」いきなり狂ったように泣き叫び始める』など、「相当に手間のかかる、片時も目の離せない小児」になってしまいました。
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