【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第7章】八神家が再び転居した年のあれこれ。
【第5節】キャラ設定7: メルドゥナ・シェンドリールとその家族。
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8年と59年にそれぞれ嫁いで行き、さらに、67年に長子ハウロンとその妻子がエルセア地方へ転居すると、ハウロンが住んでいた「元両親の家」をまたリフォームして、改めて次女ソルヴィエに生前分与し、しばらくは、その家のすぐ近くにある自宅で、そのまま愛妻ラゼルミアや末子ヴァルジェロスと三人で暮らしていたのですが……。
71年の春にそのドラ息子が28歳でようやく結婚すると、やがて「嫁と姑の不仲」が明らかになったことも手伝って、翌72年の春にガドレウスが70歳で定年を迎えるのに合わせて、ラゼルミアも66歳で早期退職します。
そして、ガドレウスとラゼルミアは住み慣れたその自宅(築25年)を末子に生前分与すると、夫婦二人で穏やかな余生を過ごすため、クラナガンの東部郊外に「二人だけで住むには少々広すぎる物件(築15年)」を購入し、そこへ転居しました。
二人にとっては、実に25年ぶりの、首都圏での生活となります。
また、ハウロンは妻マデッラとの間に4女と1男をもうけましたが、その中で、長女と次女と末子は、それぞれに優秀な魔導師になりました。
(マデッラは最初から計画的に、4年に一人ずつ子供を産んだのですが、三女と四女は残念ながら魔法の資質には恵まれていませんでした。)
まず、ハウロンの長女デュマウザは、新暦58年の生まれです。
デュマウザが産まれた頃には、その祖父母であるガドレウスとラゼルミアももう五十代になっており、危険な「外回り」の仕事からは身を退いて、毎日定時に帰宅することのできる「内勤」の仕事に就いていました。
また、彼女が物心ついた頃には、『父ハウロンは仕事で多忙を極め、母マデッラも第二子の育児で手一杯』という状況だったため、彼女はごく自然に、すぐ近くの家に住む祖父母の手で育てられる形となりました。
また、「6歳児の集団検診」で、デュマウザが「それなりの魔力の持ち主」だと判明すると、祖母ラゼルミア(58歳)は喜んで、お得意の「近代ベルカ式の近接攻撃魔法」を彼女に教えました。
その後、デュマウザは9歳の春に、祖父母や叔父と別れ、両親や妹たちとともにエルセア地方に引っ越しましたが、翌68年の夏には、古代ベルカでは「人生における重要な儀式の一つ」と考えられていた「十歳の祝い」として、祖母から格闘用のデバイス〈クラッシュフィスト〉をプレゼントされました。
(クイントの〈リボルバーナックル〉ほどゴツい代物ではありませんが、やや似た感じの格闘用デバイスです。)
そして、デュマウザは初等科学校を卒業した後、すぐに現地で陸士訓練校に入りましたが、そのデバイスのせいで(?)ギンガと同室にされ、二人はすぐに親友となって、卒業後も最初の一年間は、ハ
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