【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第7章】八神家が再び転居した年のあれこれ。
【第5節】キャラ設定7: メルドゥナ・シェンドリールとその家族。
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ーリア(19歳)でした。
(11歳の次女と8歳の三女も、それなりの「お手伝い」はしてくれたようです。)
【なお、ガドレウスの子供たちの中で魔力を持っていたのは、長子ハウロンの他には、三女のアルジェンナだけでしたが、結局のところ、彼女は管理局には入らず、祖父母の死後、大恋愛の末に20歳で〈ヴァイゼン〉の首都ジェランドールへと嫁いで行きました。】
一方、ハウロンは、空戦の資質にこそ恵まれてはいませんでしたが、転居先のソルダミス地方ですぐに最寄りの陸士訓練校に入った後、翌48年には16歳で三等陸士となり、そのまま現地の陸士隊に配属されました。
彼は、単に陸士として優秀なだけではなく、人望などにも恵まれていたため、それからは順調に昇進を続け、七年後には早くも陸曹長となって分隊を率いるようになります。
そうして、23歳の秋には、火災現場からの救助がきっかけで「しっかり者」の令嬢マデッラ・レグゼール(18歳)から求婚され、喜んでこれを受け容れました。
しかしながら、レグゼール家はミッド貴族の血を引く「由緒の正しい」家柄です。分家筋とは言え、家格には相当な差があり、若い二人もそれなりの困難を覚悟していたのですが……その後、思いがけず、レグゼール家の両親からも無事に理解と祝福を得ることができ、ハウロンとマデッラは翌56年の春には幸福な結婚をしました。
【ちょうど「地球では、なのはが生まれた頃」の出来事です。】
なお、ガドレウスは、54年の夏と冬に八十代の両親が相次いで亡くなると、兄たちや姉の了承の許に、七年余に亘る介護の代償として、両親の住んでいた家を単独で相続していました。
そして、翌55年、長女が良縁を得て近隣の名家に嫁ぐと、残る二人の娘を自宅の側に引き取り、両親の家(築20年)を全面的にリフォームして、56年からは新婚のハウロンとマデッラをそこに住まわせました。
もちろん、いくら改修などしてみたところで、レグゼール家の「お屋敷」には(そもそも、敷地の広さからして)遠く及ばなかったのですが、それでも、その家屋は一般の民家に比べれば、なかなかに立派な家屋です。
マデッラは『私の後に、まだ妹たちも控えているのですから』と、両親からの援助をあえて辞退し、その「いささか古びた家」で質素ながらも幸福な新婚生活を送ることとなりました。
また、ハウロンは、57年の秋には「一般キャリア試験」に合格して、58年からは尉官となり、さらに、65年には「上級キャリア試験」にも合格して佐官の資格を得ました。
そして、67年の春には、正式に三佐の辞令を受けて、エルセア地方へと異動し、35歳の若さで「陸士387部隊」の部隊長となります。
そして、ガドレウスは、次女と三女も5
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