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新たな異変
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いが謝ってくる。

「ま、待ってくれ、俺たちが悪かった。だから今日のことは許してくれ。今度からはこいつらには何もしないからさ」

「やだね。俺はお前らを許す気ないし、だから諦めて……ぶっ飛べ!!」

 そう言って剣を一気に振るう。そして、軍のプレイヤーを吹っ飛ばした。

「ふぅー、これで良いだろ。大丈夫だったか?」

 そう言って、ユキたちのほうを見る。そこには、半ば動かなくなった子供たちと苦笑いをするキリトたち、そういえば子供たちに両手剣を思いっきり振るったトコを見せてなかったな。

「すっげー!!ゲツガ兄!!こんなにすごかったのかよ!!」

 一人の子供が先立って近づいてきた。その後にキリトやアスナ、ユキと他の子供たちも寄ってくる。

「当たり前でしょ。何たって私の旦那さんなんだもん」

「ユキ姉、それは関係ないと思うよ」

「そうだよ、ユキ。ゲツガ君は自分の今まで培った経験で強いんだと思うよ」

 そうアスナが言ってユキは少し恥ずかしそうにしながら反論していた。視線を動かしてキリトの方を向くとユイが空に右手を上げて何か言っていた。

「みんなの……みんなの、こころが」

 そのほうに視線を向けるが何もない。その後ユキとアスナは声を出してキリトの腕の中にいるユイの方に行く。

「ユイ!どうしたんだ、ユイ!」

 キリトが叫んでユイを呼ぶと、二、三度瞬きをしてきょとんとした表情を浮かべる。アスナとユキはユイの手を握って同時に言う。

「「ユイちゃん、何か思い出したの!?」」

「……あたし……あたし……」

 俺もユイに近づく。

「あたし、ここには……いなかった……。ずっと、ひとりで、くらいとこにいた……」

 ユイは何か思い出そうとしようと顔をしかめる。突然、ユイが悲鳴を上げる。それと同時に自分の体の中で何かうごめくものを感じる。そして体中に激しい痛みが走った。

「アァあああああああぁああぁあぁぁぁぁ!!」

「うあ……あ……あああ!!」

「どうしたの!?ユイちゃん!!ゲツガ君!!」

「おい、ユイ!!ゲツガ!!」

「ゲツガ君!!ユイちゃん」

 俺とユイの体にノイズが走る。痛みに堪え、声が出せない。しかし、ユイは助けを呼ぶようにアスナとユキに手を伸ばしていた。

「ママ、お姉ちゃん……コワイ……ママ、お姉ちゃん!!」

 そう言ってユイをアスナとユキが抱きかかえた。キリトはユイを二人に任せるとすぐに俺のほうに寄って来る。

「おいゲツガ!!大丈夫か!?」

「ぜんぜん……大丈夫じゃねえ……体中がすげぇ痛ぇー……」

「もしかして、あれのせいか!?」

「いや違う……あれの痛みと…まったく違う……あれは、こんな感じじゃ…
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