【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第7章】八神家が再び転居した年のあれこれ。
【第4節】同85年の10月以降の出来事。
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も、年が明けてリハビリがすべて終了した頃には、もういろいろと気持ちに整理がついていたのでしょう。バムスタールは1月のうちに「法定絶縁制度」を利用してノグリザ家とは正式に縁を切り、カルナージに転居して、そのままホテル・アルピーノで従業員として働き始めました。
ガリューやプチデビルズたちには「通常の接客」ができないので、彼は随分と重宝され、結果として、ルーテシアとファビアはそれ以降、いよいよホテル・アルピーノの方に関与する必要が無くなっていったのでした。】
また、少しだけ遡って11月の半ば、フェイト執務官はごく簡単な仕事でミッド地上のアルマナック地方を訪れました。
内容的には、それは、ただ単に『アルトセイム山脈の北側にある地方都市で大暴れをした凶悪な魔導犯罪者が、山脈を越えて南側の自然保護区にまで逃げ込んだ』というだけの話だったのですが、何分にも、その場所は『本来ならば、足元の野草を踏み荒らすことすら許されない』というほどの厳重な自然保護区です。
そうした土地ですから、一般の陸士たちが大挙して押し寄せる訳にもいきませんが、それでも、その犯罪者は、少人数の陸士では「返り討ち」に遭ってしまうほどの(おそらくは、陸戦AAAランク相当の)魔導師です。
そのため、この事件は急遽、執務官案件とされました。
そこで、一仕事終えたフェイトが少し長い休暇を申請したところ、その申請どおりの休暇を認める代償として、フェイトはこの件に駆り出されたのです。
一般の陸士たちが尻込みするほどの凶悪な魔導犯罪者でも、フェイトとアインハルトの二人にかかれば、どうと言うほどのものでもありません。二人は現地(アルマナック地方の北部)に到着した次の日には、早くもその犯罪者を見つけてサクッと捕縛し、陸士隊の手に引き渡しました。
これで、報告書さえ上げれば、フェイトとシャーリーとアインハルトは、年が明けるまで(余り日も含めて)一か月半の休暇となります。
【そして、フェイトが現地で報告書を書いている間に、アインハルトは全く思いがけず、早くも妊娠中のエーデルガルト・バルカスと再会し、少しばかり話し込むこととなったのですが、それはまた別のお話です。】
さらに、12月には、『なのはとフェイトとはやてが、また地球を訪れ、アリサやすずかと五人で「友だち結成20周年」を祝った』などという出来事もありました。
なのはとフェイトとはやては、そこで改めて「4年前には結婚式に出られなかったこと」について、二人に詫びを入れました。
もちろん、アリサもすずかも残念がってはいましたが、別に怒ってはいません。結婚式に出られなかったこと自体は、お互い様なのですから。
翌日には、五人そろって仲良く高町
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