暁 〜小説投稿サイト〜
魔法戦史リリカルなのはSAGA(サーガ)
【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
 【第7章】八神家が再び転居した年のあれこれ。
 【第4節】同85年の10月以降の出来事。
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、2回戦でシード選手のテッサーラ(16歳)にKO負けを(きっ)しました。最終成績までもが「6年前のミウラと同じ」ということになります。
 結局のところ、この年は昨年に続き、無所属のテッサーラ・マカレニア選手が優勝しました。
【彼女は、昨年こそ都市選抜で苦杯を()めましたが、今年は無事にミッド代表となり、12月にはフェディキアでの世界代表戦でも、準優勝の成績を収めます。】


 なお、この年の10月1日からは、トーマ(19歳)も無事に就職していました。
 その一方で、同10月の中旬、都市本戦の終了後にようやくリハビリを終えたノーヴェは、同月の下旬、何もかもを振り捨てて(ナカジマジムの会長職もリグロマに譲って)『自分自身を見つめ直すために』ふらりと長旅に出てしまいます。
【そして、またふらりと戻って来たのは、丸一年あまりも後のことで、『一年以上も何処(どこ)で何をしていたのか』については、長らく誰にも何も語りませんでした。】


 また、その10月には、メルドゥナが二度目の挑戦で、執務官試験に(割とギリギリの成績で)合格しました。
【そして、翌86年の4月には、彼女は24歳で新人執務官として独立するのですが……彼女に関しては、「キャラ設定7」を御参照ください。
 なお、この年、アインハルトは初挑戦で惜しくも(ギリギリで)不合格でした。】


 さらに、同10月、カルナージでは、あの島の「一代限りの終身所有権」がルーテシアに譲渡された結果、島の名前が公式に「アルピーノ島」となりました。
【そして、数年後に島の常住人口が増えて来ると、簡易次元港からホテル・アルピーノに至る一帯は、その「中心人物」の名前を取って「メガーヌ(タウン)」と呼ばれるように、同様の理由で、その西方にできた漁村は「マラガン村」と、農村は「ドルニス村」と呼ばれるようになりました。
 また、島の東側を南北に走る山脈は、メガーヌの元の苗字を取って、ディガルヴィ山脈と名づけられ、そこから西へ向かって流れる三本の大きな川は、北から順に、彼女の父親と母親と夫の名前を取って、ザグロス川、リーファ川、セルジオ川と名づけられ、リーファ川の中流域にある大きな湖は、リーファの結婚前の苗字を取って、カルザム湖と名づけられました。】


 またさらに、この10月の末には、ユーノとクロノが〈無限書庫〉の管理室で人知れず「密談」を()わしました。
 管理室で二人きりになってから、クロノはようやく変身を解きます。
「やれやれ。変身魔法など使ったのは、一体何年ぶりのことだろうな?」
 クロノは少しばかり不満げな声を上げました。
 ユーノの席には、78年にヴィヴィオが見つけてくれた「マルデルの手記」が意味ありげに置かれています。
「周囲には秘密で、この僕を呼びつけるとは
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