【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第7章】八神家が再び転居した年のあれこれ。
【第3節】ユーノ司書長まで参加した合同訓練。(後編)
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があるようです。
アインハルト「念のためにお伺いしますが、あの種のバインドって、よくある魔法なんでしょうか? 自分が思い出せた範囲内では、クラウスの記憶にも全く出て来ない魔法なのですが」
ユーノ「う〜ん。インクリースバインドは、取りあえず『特別なレアスキル』というほどのモノではないはずなんだけどなあ」
なのは「でも、私はユーノ君以外の誰かがアレを使ってるところなんて、一度も見たことが無いよ」
ファビア「確かに、古代ベルカの文献にも記載がある魔法ですが、私も実際に見たのは今日が初めてです」
フェイト「はのはも『多重継続バインド』なら時々使うけど、アレともまた少し違う感じよね」
(多重継続バインドについては、Vividのコミックス第19巻を御参照ください。)
ユーノ「基本的には、単なるアレの発展形なんだけどね。ただ少しばかり、増殖する速度が速くなり、継続する時間も長くなっているだけで」
なのは「う〜ん。アレって、『少しばかり』かなあ?(笑)」
フェイト「いずれにせよ、滅多に無い魔法だと思って良いんじゃないかしら?」
アインハルト(ただ単に、『上には上がいる』ということか……。)
なのは「アインハルトちゃんも、あんまり落ち込まなくて良いよ。ユーノ君は元々、私の魔法の先生で、下手をすれば、私よりも強いぐらいなんだから。(笑)」
アインハルト(ええ……。そんなに……。)
ユーノ「いや。20年前だったらまだしも、今となっては、さすがにそれはもう言い過ぎなんじゃないかな。(苦笑)」
なのはは「対ナハトヴァール戦の時のこと」を思い出しましたが、内容が特秘事項なので、まだアインハルトたちには語ることができません。
アインハルト「基本的には、通常のバインドの完全上位互換だと考えて良いんでしょうか?」
ユーノ「うん。中には、通常の魔法の上位互換となる魔法のことを『上位魔法』とか『第二段階の何々』などと言う人もいるみたいだけど、本来は、ただ単に『上級魔法』とでも呼ぶべきだろうね」
アインハルト「それは……何故ですか?」
ユーノ「少なくとも古代ベルカでは、『上位魔法』という言葉は、通常の魔法とは全く機構の異なる『アルハザードの民が使う魔法』を意味する特別な用語だったからだよ。『第二段階』という用語も本来はそれと同じ意味の用語だ」
ファビア「そう言えば、古代ベルカでは……少なくとも南部州では……『アルハザードの上位魔法に対抗できるのは、ただアルハザードの上位魔法のみ』という言葉が、ほとんど格言のように語り継がれていました」
なのは「じゃあ、本当に、普通の魔法とは全くレベルが違うってこと?」
ユーノ「うん。残念ながら、僕たち人類には使えないみた
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