【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第7章】八神家が再び転居した年のあれこれ。
【第2節】ユーノ司書長まで参加した合同訓練。(前編)
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これまでずっと歴史上の謎とされて来たんだが……そうか。やはり、真竜の仕業だったのか……」
ヴィヴィオ「確か、帝国艦隊の三分の一が一挙に失われたんでしたっけ?」
ティアナ「何、それ? 真竜、怖すぎるんだけど!」
ファビア「当時は、強襲揚陸艦で魔導師を現地に投入する戦い方ばかりで、次元航行艦同士による砲雷撃戦など、まだほとんど無かったそうですからねえ」
スバル「いや、それにしたってさ!」
メルドゥナ《うわあ……。もしかして、私、めっちゃ「場違い」なのでは?(呆然)》
ギンガ《大丈夫よ。あなただけじゃないから。(呆然)》
ルーテシア「ところで、キャロ。後々のために訊いておきたいんだけど、代替わりしてその子が守護者になるのって、一体いつの頃のことなの?」
キャロはまた、真竜の唸り声を意訳して皆に伝えましたが、それは「質問に対する返答」と言うよりも、何やら「予言」のような、やや曖昧な言葉でした。
『今は良い時代だ。もうずっと「凪」が続いている。だが、いずれまた「嵐」が来て、今とは比べ物にならないほどの厳しい時代になるだろう。
だが、お前たちがそれを心配する必要は無い。それは、この子がだいぶ成長してからのこと。今を生きている「人間」たちが、あらかた死んだ後のことだ』
ウェンディ「ええ……何スか、それ?」
エリオ「取りあえず、百年ぐらいは先の話だと思って良いのかな?」
キャロ「う〜ん。『だいぶ成長』するのは、それぐらいだろうけど、『代替わり』はどうだろう? ヴォルテールの三世代前の真竜が750年前に活躍したってことは……真竜の一世代って250年ぐらい? だとしたら、代替わりもまだ軽く200年以上は先のことになるんじゃないのかなあ」
ルーテシア「なるほど。いずれにせよ、私たちの世代にはあまり関係の無い話ってことね」
そこで、ヴォルテールは人間たちに『これでもう話は終わったので早く帰るように』と伝えました。相当に一方的な態度ですが、これでもまだ、ヴォルテールは真竜たちの中では「人間に対して非常に好意的な部類」に属するのだそうです。
一行は真竜の許を辞した後、もう一度、竜使いの一族に会って『黒竜からそのように言われたので、また十年後に、今回と同じ要領で管理局に陳情してほしい』と伝えてから、また「即時移動」で一旦はミッドチルダに戻りました。
すでに夕刻です。一行はそのまま首都中央次元港に付属のホテルで一泊してから、翌26日の朝、「本来の予定どおりに」10時のチャーター便に乗って、改めてカルナージへと向かいました。
27ローデは通常の巡航速度で4時間あまりの道程ですが、現地はクラナガンとは7時間もの
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