【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第7章】八神家が再び転居した年のあれこれ。
【第1節】新暦85年、8月までの出来事。
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り瀕死の重傷を負ってしまいます。
その後、ノーヴェは基礎フレームを交換され、「生体ポッド」内の特殊溶液の中に入れられ……そのポッドから出された後も、10月までは「リハビリの毎日」が続き……結局のところ、ノーヴェはその年のIMCSには全く関与することができませんでした。
【この一件については、「背景設定7」を御参照ください。】
また、その年の6月には、ルーフェンでもテロ事件が発生しました。
正式に陸士になって間もない時期に、リオ(16歳)はいきなり爆破テロに遭遇し、目の前で自分の両親を爆殺されてしまいます。
そして、後日、ミウラの下手な慰め方がかえってリオの怒りを買い、二人は突然、仲違いをしてしまいました。
「アンタは身内を殺されてないから、そんなコトが言えるんだよ!」
リオはミウラに向かって怒りの表情もあらわにそう吐き捨てると、一方的に通話を切って、そのままミッドからの通信を全部ブロックしてしまいます。
そして、彼女はすぐに「潜入捜査官」となり、表の世界からは完全に姿を消してしまったため、その後、ミウラは自分の失言に対する「謝罪の機会」すら与えてはもらえませんでした。
だから、あの日のリオの「涙ながらの怒りの声」は、今もミウラの耳の奥にこびりついたままなのです。
また、それと同じ頃に、カレルとリエラ(13歳)が通う聖王教会系列の魔法学校では、「中等科2年生の恒例行事」がありました。
クラス単位でベルカ自治領へと赴き、幾つかの班に分かれて(地球で言うボーイスカウトのようなノリで)何日かキャンプ生活を送るのです。
野生動物も普通に生息している環境なので、もちろん、生徒らが「本物の危険」には曝されないよう、修道騎士たちが目を光らせてくれてはいたのですが……。
そうした中で、カレル・ハラオウンは悪友の「カレル・パルモーラ」とともに、二人で羽目を外して、少しばかり「やらかして」しまい、後で、偶然にもそのクラスの担当を務めていたシスター・シャンテとシスター・ディードから「こってりと」絞られました。
なお、「二人のカレル」はこの時点で、シャンテとディードにはしっかりと顔や性格を覚えられてしまったようです。(笑)
一方、ティアナは、4月から仕事で〈管15デヴォルザム〉の第三大陸カロエスマールの第二州都ウルバースを訪れていたのですが、5月からは思いがけず、まだ「二年目の新人」であるヴィクトーリア執務官との合同捜査となりました。
ティアナの担当事件も、ヴィクトーリアの担当事件も、実は黒幕が同一の組織で、それが、この都市の旧市街に深く根を張った伝統的な犯罪集団「ゲドルザン・ファミリー」だったのです。
(なお、エド
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