【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第7章】八神家が再び転居した年のあれこれ。
【第1節】新暦85年、8月までの出来事。
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働き続けることになります。彼女は「小柄で童顔な捜査官」として、また「インタルード 第7章」にもチラッと登場しますので、どうぞお忘れなく。】
一方、はやては、二人の旧友が無事に現場復帰したのを見て、ほっと胸を撫でおろしていましたが、そこへ〈本局〉のレティ提督(少将)から新たな「出張任務」の要請が届きました。
『5月初日からの半年間。エルドーク・ジェスファルード提督が率いる〈オルセア包囲網〉に加勢して来てほしい』と言うのです。
『本来、予定していた艦が、別件で動けなくなってしまったため、その代理として』ということなのですが……その包囲作戦の主な行動内容は、『亜空間から降りて来た違法な武器密売船を早期に発見し、それが惑星オルセアへと降下する前に軌道上で拿捕する』という、とても地味な作業なので、あまり大がかりな武装隊など連れて行く必要はありません。
そこで、はやては、今では独立して小さな部隊を率いることの多いシグナムとアギト、ヴィータとミカゲを〈本局〉のレティ提督の許に残し、また、ちょうど「良い転居先」が見つかったところだったので、シャマルとリインを「新居の建築と転居の準備」のためにミッド地上に残し、家族の中ではザフィーラだけを連れて〈ヴォルフラム〉で〈外2オルセア〉へと向かいました。
(つまり、82年の「謹慎明け」の時とは、逆のメンバー構成です。)
そして、それから半年の間に、八神はやて提督(29歳)は「リンディやレティの士官学校時代の先輩」でもあるエルドーク・ジェスファルード提督(59歳)と大いに親交を深めました。
(はやてはこの時点で、エルドーク提督からは随分と気に入られたようです。)
結果として、はやては、この年の10月の「イストラ・ペルゼスカ上級大将やレジアス・ゲイズ中将の10回忌」には出席できなかった訳ですが、管理局員としての職務が優先されるのは当然のことであり、残念ながら、それもまた仕方の無いところでした。
一方、この年の5月の下旬には、ミカヤ・シェベル(24歳)が、同門の剣士ヴォルード・スタルガーノ(22歳)と結婚しました。同門と言っても、実力は彼女の方がはるかに上で、私生活においても完全に彼女の方が主導権を握っているようです。
なお、当然ながら、ミカヤはこれによって、もう「ナカジマジムの手伝い」をする時間的な余裕が無くなってしまい、勤続4年あまりで正式に「寿退職」しました。
そして、その翌日には、首都圏第六臨海地区の総合娯楽施設「プレジャーランド」で無差別テロ事件が発生しました。
ノーヴェは、ナカジマジムのメンバーなどとともにミカヤの結婚式に出席した帰りで、たまたま現場に居合わせていたのですが、そこで「見ず知らずの小児」を庇って、いきな
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