【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第7章】八神家が再び転居した年のあれこれ。
【第1節】新暦85年、8月までの出来事。
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覆って移動する』という形になるので、当然ながら『自力でバリアを張れるだけの魔力を持っていない人には「即時移動」はできない』ということになります。
したがって、シャーリーは今回、当然にミッドで「お留守番」となりました。
また、満2歳のカナタとツバサは、各々なのはとフェイトの胸に抱き抱えられ、「手荷物」のような扱いとなりました。】
一日目は、まずアインハルト(18歳)を正式に高町家の家族に紹介しつつ、皆で昼食会です。
高町家の人々も、さすがにもう隠し切れないと判断して、美由希(37歳)の夫ロベール(35歳)には、この時点で魔法関係の話をすべて打ち明けました。
この日、地球では平日(水曜日)でしたが、幸い「喫茶翠屋」は定休日です。
また、この時間にはまだ、美琴(8歳)は小学校に、奏太(5歳)は幼稚園に行っており、家にいなかったので、その間に急いで話を済ませました。
ロベールは顎がカクンと下に落ちたまま、全く文字どおりに『開いた口が塞がらない』という状態でしたが、まあ、これが「普通の人間」の反応というものでしょう。(笑)
表向きの設定としては、『カナタはなのはの子供で、ツバサはフェイトの子供で、本来ならば、ツバサはハラオウン家の方で育てるべきなのだが、二人は以前から「まるで」実の姉妹のように仲良しなので、普段は高町家の方で一緒に育てることにした。時おり、ハラオウン家の方でまとめて預かってもらうこともあるだろう』ということにします。
そして、美琴と奏太は(近所の人々とともに)長らくそう信じ込み続けたのでした。
(つまり、地球では、ツバサは便宜上、「ツバサ・ハラオウン」と呼ばれていた、ということになります。)
そして、午後には、アリサとすずかも子供づれでハラオウン家の方へ遊びに来てくれて、四人でお互いの子供を見せ合ったりして、実に楽しい一日を過ごしました。
アリサの娘リンダは、この時点で満1歳と5か月。すずかの娘とよねは、満1歳と2か月。二人とも地球では「カナタやツバサと同学年」ということになりますが、住所が少し離れているので、どうやら「同じ幼稚園」には通えないようです。
【アリサの夫やすずかの夫の設定は「両方とも入り婿」ということ以外には、何も考えていないのですが……取りあえず、『二人ともまるっきり普通の人で、魔法関係の話はすべて秘密にしておく必要があったので、「リリカルなのはStrikerS サウンドステージ01」に出て来た、すずかの屋敷などに設置されていた「転送ポート」は、リンディの家の「駐在員詰所」が完成した時点で密かに撤去されていた』ということにしておきます。】
ところが、なのはとフェイトがそれぞれの親許で一泊して、翌朝、カナタとツバサを
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