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八条学園騒動記
第七百三十話 種類が違うその五

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「九十九パーセントの努力はな」
「その時失敗しても」
「残ってだ」
「生きるのですね」
「そこに一パーセントの閃きがその時はだ」
「宿らずとも」
「やがて宿ってだ」
 そうなりというのだ。
「そしてだ」
「ことを為しますか」
「そうなる、それでだ」
 連合はというのだ。
「発展してきている」
「ただ何もせず発展はですね」
「ない、荒れ地に肥料と水をやってだ」
 今度は農業のことを話した。
「忽ち豊かな土地にもしているしな」
「連合ではですね」
「かつて日本人がよくした」
「そうしたことを」
「荒れ地を熱心に耕してな」
 日系人がアメリカやブラジルに移住した時に行ったことだ、何もない荒れ地を一生懸命耕し肥料をやり水を引いて開拓していったのだ。
「そしてな」
「豊かな土地にして」
「そこで田畑を作ってだ」
「暮らしているのですね」
「農業もそうでな」
「他の産業もですね」
「同じだ」
 こちらもというのだ。
「必死に努力してだ」
「興して発展していっていますね」
「そうしているからだ」
「ここまで巨大な国なのですね」
「開発、開拓を繰り返し」
 建国から千年に渡ってというのだ。
「それでだ」
「ここまでの国になったのですね」
「そういうことだ、そこまでなった国だからな」
 それでというのだ。
「努力が如何に大事かわかるな」
「連合を見ていると」
「不可能だ、よくならないと思ったことでもだ」
「努力をするとですか」
「よくなる、特にな」
 とりわけというのだった。
「そこに閃きが加わるとな」
「ことが成りますね」
「コロンブスの卵だ」
 大尉はこの諺も話に出した。
「何でもないこととかだ」
「後で思ってもですね」
「最初に行う、成すことはな」
「難しく」
「それにはだ」
 まさにというのだ。
「努力とだ」
「閃きですね」
「それが必要だ、そして不可能と思われてもな」
「努力すればですね」
「まずはそれだ」 
 これが絶対に必要だというのだ。
「何と言ってもな」
「そうなのですね」
「そしてだ」
「連合は絶えずですね」
「国全体で様々な分野でそれを行っているからな」
 だからだというのだ。
「発展しているのだ」
「堕落していないですね」
「遊びはする」 
 連合の者達はというのだ。
「大いにな、だがな」
「遊びですね」
「働き学んでいる」
「大いに遊び働き学ぶ」
「休まずな、休む時はな」
 連合の者達はというと。
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