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遊戯王EXA - elysion cross anothers -
TRICLE STARGAZER
TRSG-JP008《このアド絶対おかしいよ》
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える」
「続けて《機甲忍者ブレード・ハート》で攻撃宣言!」
忍者の姿が闇に溶け、その姿を隠す。
「
闇を裂く闇・紫電連閃
(
アンダーナイト・インヴァース
)
!」
そして、私の指令の下に二つの刃が標的を切り裂いた。一つの刃は杯を手にした召喚士を、もう一つの刃はその主―――望月黒乃を。
「がっ………!」
Kurono LP/4000−2200=1800
一応先手は取った。だけど、多分ここまでだろう。
彼の手札には六枚の"魔導書"と《魔導法士 ジュノン》がいる。さらには、効果未知数の《ゲーテの魔導書》や、発動すらされていない《セフェルの魔導書》《アルマの魔導書》まで存在している。その中に相手のカードを除去する効果が含まれていたら……きっと、次のターンで死ぬ。
「……やれるだけのことはやった。ターンエンドよ」
私の手札、残された最後の一枚は………《オネスト》。
もし"ジュノン"が"カウスト"を攻撃することがあるとするならば、それが私の勝利に直結するだろう。だが、それは彼のプレイングミスがあってのこと。
―――― Turn.2 End Phase ――――
1st/Kurono Mochizuki
◇LP/1800 HAND/7
◇set card/mo-0,ma-0
2nd/Saya Amakawa
◇LP/4000 HAND/1
◇《セイクリッド・カウスト》ATK/1800
◇《機甲忍者ブレード・ハート》ATK/2200
◇set card/mo-0,ma-0
―――間違いなく、私は詰んでいた。
― ― ― ― ― ― ― ―
泣き疲れて眠ってしまった紗姫姉を背負って、俺達は家までの夜道を歩いていた。
「風見君」
赤信号で立ち止まったとき、ゆみながふと口を開いた。
「ん?」
「……紗姫先輩、私達の世界にいますよね?」
……あー、うん。紗姫姉、俺達の世界にいます。生きてます。
だけど、今確かにこの世界にも転生者として紗姫姉は存在する。原作キャラに憑依するという珍しいパターンで。
「……ゆみなにはまだ話してなかったか」
俺達がゆみなと知り合ったのは高校になってから。高校から呉風学園に入学してきたゆみなが知らないのは、当然と言えば当然か。
「紗姫姉、前に俺を庇って車に轢かれちゃったことがあってね」
「――――っ!?」
「紗姫姉はそのとき高1だったかな。確かに転生者としてここにいるのは高1の頃の紗姫姉だよ」
「じゃあ、どうして……」
「……たぶん、何らかの形で生き返ったんだと思う。そして、それはきっと俺達の手によって」
俺がそう言い切るのと信号が青になるのは同時だった。
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