第169話
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れらの説明を聞いていたユーシスは静かな表情で呟き、エイドスの真意を推測したセドリックはエイドスに確認した。
「―――――はい。私の血族の存在によって多くの人々が不幸になる事はエステルさん達”ブライト家”もそうですが私自身も望んでおりませんので。」
「そういっている割には自ら”国としての格を下げる事”もそうだが、現エレボニア皇帝に対する処罰の内容は厳し過ぎではないかの?」
セドリックの疑問にエイドスが肯定すると”ローゼリア”がエイドスに意見をした。
「”私達の時代”を知らないから、ロゼ2号はそんな事が言えるのですよ、”私達の時代”を知るツァイトなら”私達の時代”の感覚なら私がエレボニアに求めた”ハーメルの惨劇”に対する”償い”は相当穏便であると理解できるでしょう?」
「うむ………それよりも女神よ、我が同胞を継いだ者に対する呼び方はもう少し何とかならんのか?」
「全くじゃ!誰が”2号”じゃ!?せめて、”二代目ロゼ”や”ロゼを継ぐ者”等と言った他にもマシな呼び方があるじゃろうが!?」
「今はそんな細かい事を気にしている場合じゃないでしょうが……」
「ア、アハハ………それよりも、”エイドス様達の時代の感覚”からすれば並行世界のエレボニアに求められたユーゲント陛下御自身の処罰等を含めた”ハーメルの惨劇に関する償いは相当穏便”と仰いましたけど、エイドス様の時代で”償い”を求めた場合、一体どんな内容になるのでしょうね……?」
「”空の女神達の現役時の時代”は”暗黒時代”よりも遥か昔で、それも”巨イナル黄昏”の時以上に混迷に満ちていた時代なのでしょうから、ユーゲント皇帝どころかアルノール皇家自体の”廃嫡”や”処刑”もしくは”奴隷化”なんて事もありえたと思うわ。」
エイドスの指摘に”ツァイト”は頷いた後疲れた表情で指摘し、”ツァイト”の指摘に同意した後顔に青筋を立てて反論した”ローゼリア”にその場にいる多くの者達が脱力している中”セリーヌ”は呆れた表情で呟き、苦笑した後不安そうな表情を浮かべた”エマ”の疑問に”クロチルダ”は複雑そうな表情で推測を口にした。
「ハッ……確かにクソッタレな話だが、並行世界のオレ達はこの後すぐに元の世界に帰るのだから、オレ達がシラを切ればいいだけの話じゃねぇか。”ブライト”の連中に関しても、空の女神の血族という証拠が書面のような形に残るモノで残っている訳でもねぇんだからな。」
「その考えは浅はか過ぎだぞ、アッシュ……”証拠”はなくても”証人”――――――ましてや”公的立場”がある人物がこんなにも多くいるのだからな。」
鼻を鳴らした後答えた”アッシュ”の意見に”クルト”は真剣な表情で指摘した。
「ガイウス、それに他の星杯騎士団の方々も。俺―――――
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