第169話
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で、御両親の家名は”クリスティン”との事ですが、”ブライト”の家名はエイドス様が伴侶の方とご結婚された事で家名も伴侶の方の家名である”ブライト”に変わったからなのでしょうか?」
「いいえ、そもそも”ブライト”は当時のゼムリアの人々が私を称え、送ってくれた”称号”なんです。」
「当時のゼムリアの人々が”空の女神”を称えて送った”称号”だと?一体どのような経緯があって、ゼムリアの人々から”ブライトという称号”を送られたのだ?」
”ミュラー”の疑問に答えたエイドスの話を聞いて新たなる疑問を抱いた”ユーシス”は不思議そうな表情で訊ねた。
「その事についての説明を始めたら凄く長くなるので省略して簡単に説明しますと、私の時代で皆さんが乗り越えた”巨イナル黄昏”を遥かに超える混迷に満ちたゼムリアを私がツァイト達”眷属”や夫を含めた仲間達と共に救った事に感謝した人々が、ゼムリアを救ったメンバーの中心人物であった私を称え、”ブライトという称号”を送ってくれたのです。」
「知っている者もいると思うが”ブライト”とは”光”を現す言葉だ。当時のゼムリアの人々は混迷に満ちたゼムリアにエイドスや我等が”光”をもたらした事から、エイドスを”光”と称えるようになったのだ。」
「混迷に満ちたゼムリア大陸に”光”をもたらしたことから、その”光”をもたらしたメンバーの中心人物であった”空の女神”に”光”という称号を………」
「フフ、”巨イナル黄昏”を遥かに超える混迷に満ちたゼムリアに”光”をもたらしたのだから、空の女神はその称号通りまさにゼムリアの”光”ね。」
「そしてエイドス様の子孫であるカシウス中将閣下やエステル様も形は違えど、”光”をもたらしていますわね。」
エイドスと”ツァイト”の説明を聞いた”アルティナ”は呆けた表情で呟き、”クロチルダ”と”シャロン”は苦笑しながら呟き
「はい……カシウスさんは13年前の”百日戦役”もそうですが、3年前のクーデターや”異変”でも危機に陥ったリベールに”光”をもたらしてくれましたし……」
「エステルは3年前のクーデターや異変もそうだけど、”闇”に落ちた僕やレンに”光”をもたらしてくれたね。」
「まあヨシュアやレンの場合は、”光をもたらした”というよりも、”光で闇を照らして逃げ場を無くして捕まえた”と言うべきでしょうね。――――――それよりも、崇めている女神に関わるとんでもない事実の連続を知ってしまったケビンさん達はどうするつもりなのかしら?」
”シャロン”の言葉に”クローディア王太女”は微笑みながら同意し、静かな笑みを浮かべて呟いた”ヨシュア”の言葉に続くように”レン”は苦笑しながら呟いた後”ケビン”や”リース”、”ワジ”、”ガイ
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