第169話
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せんものね。」
疲れた表情で答えた”ツァイト”の反論を聞いた”ノエル”と”リーシャ”は苦笑しながら同意し
「ちなみにエステルちゃんとカシウス中将がエイドス様の子孫かどうかについての件やけど、オレ達の世界での”影の国”から元の世界に帰還する直前に”影の王”を撃破した事で”影の国”の権限もそうやけど情報も全て取り戻したセレストさんが教えてくれたお陰で判明したんや。」
「それと私達の世界のセレストさん――――――いえ、”影の国”がエイドス様の血族の情報を入手した経緯についてですが、”影の国”にエイドス様の”先祖”に当たるナユタさんと、エイドス様の御両親であるアドルさんとフィーナさんが巻き込まれた事によってエイドス様の血族の情報も”影の国”に入ってきたとの事です。」
「うふふ、更にレン達の世界の”影の国”に巻き込まれたのはレン達だけじゃなく、レンやプリネお姉様の家族――――――このゼムリア大陸にとっては”異世界”に当たる”ディル=リフィーナ”の大国メンフィル帝国の前皇帝たるリウイ・マーシルンを始めとしたマーシルン皇家の一部の人達に加えて数十年前に死別したパパの戦友にして側妃達、ディル=リフィーナでは”世界の禁忌”として恐れられている存在――――――”神殺し”一行やレン達の世界で”クロスベル帝国”を建国した皇帝の一人であるヴァイスお兄さんの転生前のヴァイスお兄さん、後は何故かティオもそうよ♪」
「ふええええっ!?そ、それじゃあそちらの世界の私達は”影の国”で、女神様の凄い昔のお祖父ちゃんや女神様のお父さんとお母さんと一緒に冒険したんですか〜〜〜!?」
「オリビエやお姫様もそうだけど、”剣帝”の件を考えれば並行世界のレンを引き取った異世界の大国の皇家の面々が巻き込まれた件や死別した人物達が”影の国”で具現化した件はまだ納得できるけど、他のメンツは滅茶苦茶過ぎるでしょう……」
「しかもさり気なく何でわたしだけ、そんなカオス過ぎるメンツの一人としてエステルさん達の話にあった”影の国”という所に巻き込まれていたのですか……」
「それについては、わたしまで”影の国”に巻き込んだ”張本人”であるわたし達の世界の”影の王”しか知らないかと。」
「ハハ……”影の国”の件もエレボニアやクロスベルと並ぶ……いえ、それ以上のとんでもない”改変”じゃないか。」
ケビンとリース、レンの説明を聞いた並行世界の面々がそれぞれ冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中”ティータ”は信じられない表情で声を上げ、シェラザード皇子妃は疲れた表情で呟き、ジト目で呟いた”ティオ”の疑問にティオは静かな表情で答え、”オリヴァルト皇子”は苦笑しながら呟いた。
「今までの話を聞いてふと気になったのですが……エイドス様の家名は”ブライト”
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