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わんねー あいつに責任とってもらう だけど好きになっただけヤ
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「なぁ すみれ 道弘があんなん 頭にこぉーへんの?」

「うん べつに・・ 道弘は昔から あぁやって チャラチャラしてるから 今やって 学校で陸上部の女の子と仲よーやってるみたいだしね」

「へぇー すみれって どっしり構えてるんやー みゅうみゅんやったら ケツ蹴っとばしてるわー」だけど、道弘達は調子に乗って、水の中で揉み合ったりもしていたのだ。さすがに、すみれもその光景を鋭い眼で、しっかりと見ていた。私は、その時 (道弘 ええ加減にしときぃーな すみれが そんなん見て 面白いはずないやんかぁー)と思っていた。私は、むしゃくしゃしていたので、道弘を誘って

「なぁ タックルの練習するから 相手してー 水ン中やから怪我せーへんやろー」と、私と泉希で、道弘と励相手にぶつかって行ったのだ。

「もうー ええ加減にせーよー なんぼなんでも痛いやんけー」と、ぶつぶつ言っていたのだけで、二人とも付き合っていてくれた。

 お昼のバーベキューを食べた後、みんなでビーチボールで遊んだ後は、さすがに子供相手は飽きたのか、女の子達は今度はヨッさんを誘ってマットで繰り出していた。私は、道弘にすみれちゃんと行っといでよと強引に送り出して、私は励と浮き輪でプカプカしていたのだけど、泉希は紳おじちゃんと話込んでいて、水には入ってこなかったのだ。明らかに心穏やかでないのだろう。

 ヨッさんと道弘が揃った時、

「道弘君 去年みたいに 競争しようか?」と、ヨッさんが言い出すと、道弘はその気になっていたが、紳おじちゃんは止めとくと言っていたので

「みゅうみゅんもやる!」

「えぇー みゅうみゅん 勝てるわけないヤン」と、道弘が言っていたけど

「やる!」と、私もスタートラインに並んだ。スタートして、道弘が飛び出して最初に飛び込んでいた。私とヨッさんは、ほぼ同時に飛び込んだのだが、ブイに着くまでにヨッさんが道弘を追い越していた。だけど、折り返してから道弘は追い上げて、ほぼ同時に波打ち際に着いていた。それから、遅れて私が・・・

「いゃー 道弘君 成長したなぁー こっちは、年を取る一方だよ」

 と、二人で岸に向かって、女の子達はヨッさんにタオルを持ってきて、すみれは道弘に渡していた。だけど、私のことは、ほったらかしにされたまま・・・泉希がタオルを渡してくれて

「みゅん かっこよかったよ 戻りなんて水面を進んでいるみたいだったよ」

「・・・泉希 見ててくれた? やっぱり 太刀打ちできなかったけど」

「当り前だよ いくら みゅうみゅんでも・・ でも、去年までと 全然 泳ぎ方 違うな! すごいよ!」と、紳おじちゃんが横から言ってくれていた。

 帰りの電車の中でも、紳おじちゃんとヨッさんは女の子二人とボックス席に座っ
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