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人生コンティニューしたらスクールアイドルを守るチートゲーマーになった
93話 HEROESの道
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気で踏み台にする奴だっている???俺はそいつらを抑えつけたい。」
「それがお前の正義か…?」
「いや、そんなものじゃないさ。」
魁は勢いよく起き上がり、俺の方を見る。
「これは俺がお前たちと居て見つけた夢だ!これこそ王になった俺が持つに相応しい夢だと思わないか!?」
「ああ…お前らしいな。」
「才、お前の夢は何なんだ?」
「!!」
聞きに回っていた俺は、突如尋ねられたゆえ黙ってしまう。
俺の……夢、目標、戦う理由。
「俺は????Aqoursを守ってやりたい。アイツらをめいっぱい輝かせてやることが俺の夢だ。」
「そうか……でも。」
魁は俺の夢を評価はする????しかし彼はそれをもう少し話を掘り進める……
「Aqoursはあくまで《《スクール》》アイドルだ。永遠に続けられるわけでもなければ、その舞台だけでいつまでも輝き続けられるわけじゃ無い。」
「それは……その話は少し早いんじゃないか?」
「バカ野郎!!!」
魁が夜空に響くような怒声をあげる。俺は驚きを隠せない。俺を叱るのは基本的に、Aqours9人か……あるいは稜だったから。
魁は少し興奮気味に話を続ける。
「俺たちは……もう昔の俺たちじゃないんだ。中途半端な覚悟じゃ護れるモノも護れなくなる!!」
「魁……」
「こんなこと言いたくはないが????これからナムロドと本格的に戦うにつれ、戦いに巻き込まれる人は比べものにならないほど増えていくだろう。それこそ日本だけじゃない、世界中で何百万…何千万人死ぬかもしれない。それでも助けを求める人が1人でもいるなら、小さな夢を守るためなら、俺たちはこの命をかけて守るんだ……!!そうお前に教わった!!」
「小さな夢を????」
「お前が守る小さな夢ってのはあの9人のことだ。でも???もうその夢は《《アイツらだけの夢じゃない》》んじゃないか?」
アイツらだけの夢じゃない………
「どういうことだ……?」
「あの9人はお前と一緒にいて、自分の側にお前がいて初めて夢が叶うと思ってるんだ!!少なくとも俺はそう感じたぞ……!」
気づかなかった………いや、気づいていたのに独善を押し付けて無視していたのか。
俺は彼女たちが俺に近づこうとしているのも、一蹴して来た。彼女たちを傷つけたくないから???自分がそれを見て傷つきたくないから。恐ろしいから。自分に近づくことで彼女たちが不幸になる、悲しむだろうと。
だが???
「ムテキのくせに……傷つくのを恐れちゃダメだな。」
久々の笑みが浮かぶ。
「俺????行ってくる。」
「おう……!」
俺は颯爽と駆け出した。
人間離れした……風林火山ではない??疾き
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