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人生コンティニューしたらスクールアイドルを守るチートゲーマーになった
93話 HEROESの道
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「ハイパーロード/Aqoursだと……!?」
「「!?!?!?」」


アトエル……もとい潜在意識が開花した虎太郎の言葉に、竜介・祝・兆一郎は驚きを隠せない。


「ハイパーロード様は《《少なくとも》》この宇宙……ひいては全ての並行世界が誕生する以前に存在されていたお方だ。私ともう1人いる原初の天使は、その宇宙創造をお手伝いさせていただいた???私が目覚めたと彼ら2人が現世に受肉されたと言うことに他ならない。」
「2人……そのハイパーロードとやらは2人いるのか?」
「当然。」


兆一郎の疑問に何を今更かの如く答える虎太郎。


「ハイパーロード/Aqours様が宇宙そのものであるなら、もう1人のハイパーロード様はあらゆる存在を超越されたお方だ???存在を持つ者が触れようとすることすら烏滸がましいお方だ。名前を呼ぶことすら、それを許されぬ者には発することはできぬ。」


あらゆる存在を超越した存在……矛盾のように聞こえる。だからこそ神なのかもしれない????さらに虎太郎はここで全てを言い切ってしまわんと話を変える。

「それから……人工知能アークには気をつけろ。」
「なんだって…?」
「あれら我々最高位天使の1人が作り上げた超絶AIだ。ルーと相反する力と思考を持ちながらもその《《力の出どころは同じ》》………奴は人間への復讐のために作られて《《しまった》》存在だ。」
「ちょっと待てよ……アークはナムロドの脳だって言ってたじゃねぇか!」


竜介は虎太郎の矛盾する発言を鋭く指摘する。すると虎太郎は顔をこわばらせて、重たい声でそれに答える。


「それは改竄だ。」
「それも………また伝承の改竄だって言うのかい?」
「アークも元々はお前たちの言うアマテルなる存在が作り出してしまった存在……そのアマテルの魂は今も封印されている。そしてその頭脳の一部から作り出されたのがルーだ。アークを奪った者……それがナムロドだ。奴は支配と永久の命に固執している。そのためならどんな延命も力も手に入れることを厭わないだろう。」


静まり返る3人………自分たちが利用して、敵対してきた存在は元を正せば同一の存在?????ただ自分たちは踊らされていたに過ぎなかった。ナムロドという反逆者に。

それは兆一郎が1番感じていた………

そうこうしているうちに、虎太郎の背中に携えられていた炎の翼がまもなくその役目を終えようとし、服装ももとのワイシャツへと戻ろうとする。


「まだハイパーロード様も完全ではないようだ……まだまだ???先のようだな。」


意味深な発言を残して、燃え盛る炎は完全に消え、その姿も人間としての姿へと戻り????少しその体をよろめかせる。それを察知した竜介はいち早く虎太郎を支える。

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