暁 〜小説投稿サイト〜
わんねー あいつに責任とってもらう だけど好きになっただけヤ
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たら 泉公園で待ってる いい?」
「あー わかった 2時頃な」
ノースリーブで花柄のサマーワンピースに麦藁のカンカン帽を被って、ぶらぶらと向かったが、たっ君はまだ来てなくて、暑いせいか公園で遊ぶ子供達の姿も無かった。泉から湧き出て来る水も前より勢いもなく、なんとなく、元気の無い公園に思えていた。この時期思い出すのは、やっぱり島の海で遊んでいた頃のことだった。あの頃は、飛び込んだり、潜ったりして動き廻っていたけど、今は、ボールを持って走り回っている。あんまり、変わって無いなぁー・・・私って・・
たっ君は自転車でやってきた。別に、挨拶を交わすでもなく、お互い眼を合わせて頷くだけなのだ。それに、会う用事もなくて、私はただ 一緒に過ごしたいだけだった。
「なぁ お昼ご飯 なに 食べたん?」
「うー 目刺しときゅうりの漬物」
「へぇー 意外と 質素なんやねー」
「まぁ お母さんも仕事だしなー みゅうみゅんは?」
「ふふっ ウチもな ばっちゃんも仕事してるやろー? 時々は、みゅうみゅんが作るんやけどー 今日は、今朝のみそ汁の残りをご飯にぶっかけただけやった それに、たっ君に会うから、もう いっぺん シャワーしてきたの」
「そうか シャンプーの香りが ふんわりとする」
「ふふっ よかったー 汗臭いと幻滅するやろー?」
「まぁ みゅうみゅんの匂いやったら なんでも ええけどー」
「・・・なんか・・やーらしい感じするなー 言い方!」
「アホ 考えすぎじゃー」
「なぁ また プール連れてってなー 今度は、スライダーあるとこ 二人で滑って みゅうみゅんが前で後ろからたっ君が抱えてくれるんやー」
「・・・ そこの プールやんかー みんなで行こうか?」
「それは それや たっ君とふたりで行きたいの!」
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