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夢幻水滸伝
第三百二十七話 二州と二人の星の者達その十四

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「あるにはあるさかいな」
「それやと用いていきますね」
「そうしてな」
 そのうえでというのだ。
「戦うで」
「そうしますね」
「欧州とか地下世界やとかなり使ってるけどな」
 そうした地域ではというのだ。
「星のモンでもおるし」
「そうですね」
 ヘミングウェーがその通りだと答えた。
「アメリカは様々な兵種が存在しますが」
「その二つは少ないな」
「中国でも東南アジアでもですね」
「オセアニアも中南米もな」 
 こうした地域もというのだ。
「ないな」
「ペガサスや飛竜が少ないので」
「そのせいでな、浮島への移動には用いても」
 そうしてというのだ。
「それよりも術を使って空船を開発して」
「用いていますね」
「数が少ないことがな」
 ペガサスや飛竜のというのだ。
「どうしてもな」
「影響していますね」
「そやな」 
「兵種として少ないのは」
「増やすにしても」
 それでもというのだ。
「どうもな」
「それはですね」
「これまで他のことに力を注いでたわ」
「はい、アメリカも他の地域も」
「欧州とか地下世界以外はな」
「そこも大きかったですね」
「そや、ただあるからにはな」
「用いますね」
「そうするわ、当然飛兵も使うし」
 彼等もというのだ。
「全部、使えるもんを使って」
「戦い」
「迅速に終わらせるで」
 トウェインはまさに使えるものを全て使って戦の準備を整えかつ自軍にある兵を全て用いようとしていた。
 そうしてスタインベック達よりもかなり速く戦の準備を進めることが出来ていた、だが彼はそれに油断せずことを進めさせていた。 
 その中でだ、彼は仲間達と食事の場で話していたが。
 ここでだ、ミッチェルとトウェインに言った。話しているのはカレーでありそれぞれかなりのボリュームである。
「ずっと聞いてなかったけどな」
「何でしょうか」
 オニールが応えた。
「一体」
「こっちの勢力に入るまでどないやったんや」
「この世界では」
「そや、どうやったんだ」
「そういえばお話してへんですね」
 言われてだ、オニールも確かにと応えた。
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