第三百二十七話 二州と二人の星の者達その十三
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「機銃だけでなく戦車砲も備えた」
「この世界で言うと最新鋭で」
「数も多い」
敵軍に比べてだ。
「銃も自動小銃や」
「装備の質の違いは大きいですね」
「製造と開発にな」
その両方にというのだ。
「かなりや」
「お金をかけたんですね」
オニールが言ってきた。
「そうですね」
「そや、ただこれからは」
「おいらもですね」
「錬金術師は兵器の開発と製造にも力を発揮してくれる」
錬金術の技術で以てだ。
「そやからな」
「これからは」
「自分にはそっちでも頑張ってもらうで」
「わかりました」
オニールは笑顔で答えた。
「ほなその様に」
「そうしたことでもな」
「やらせてもらいます」
「兵器の質はこっちの世界でも重要や」
トウェインはこのことも話した、こうしたこともまた戦の勝敗を決することは言うまでもないことだということだ。
「そやからな」
「これまで装備の質を高めてきましたね」
「装備も鋼鉄のもんにしたしな」
「剣や槍も」
「相手は鉄やが」
「鋼鉄は鉄に勝る」
「そや、相手も結構なもんやが」
鉄の装備を決して侮っていなかった。
「そやけどな」
「鋼鉄には劣りますね」
「そして銃もな」
「自動小銃ですね」
「それに何と言ってもな」
トウェインはにやりと笑って話した。
「ジープや」
「あれですね」
ミッチェルも応えた。
「何かとです」
「役立ってくれるな」
「移動にも輸送にも偵察にも」
「パトロールにもな」
「便利ですね」
「戦でなくてもな」
「ジープは役立ってくれますね」
こう言うのだった。
「やはり」
「そのジープもな」
「使いますね」
「戦でな」
「やはりそうしますね」
「そしてな」
トウェインはさらに話した。
「ペガサスナイト、ドラゴンナイトもや」
「用いますね」
「何か欧州とか以外やとな」
トウェインはここで微妙な顔になって話した。
「ブータンやチベットは別にして」
「そうした兵種は少ないですね」
「そやな」
「そうですね、どうも」
「けれどな」
それでもとだ、トウェインは話した。
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