第六幕その十
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「インスタントラーメンは」
「今出ている種類もかなりで」
ホワイティは考えるお顔で言いました。
「昔のものも入れたら相当だね」
「袋麺にカップ麺に棒麺とあるし」
老馬はざっと挙げていきました。
「今回のアンケートを生麺に限ったのはいいね」
「インスタントラーメンはインスタントラーメン」
「そうすべきだね」
オシツオサレツも二つの頭で言いました。
「アンケート取るなら」
「そうすべきだね」
「そうだね、だから僕もね」
先生は皆にお話しました。
「今回はね」
「外したね」
「インスタントラーメンは」
「生麺にしたね」
「そちらに限ったわね」
「そうだよ、よくあんなもの作ったよ」
こうも言う先生でした。
「インスタントラーメンなんてものをね」
「全くだね」
「日本人が生み出した偉大な発目の一つだね」
「インスタントラーメンは」
「そう言っていいわね」
「そう思うよ、しかし日本人は発明の才能がないっていうけれど」
ここで先生は首を傾げさせて言いました。
「果たしてね」
「そうかな」
「本当にね」
「インスタントラーメンは凄い発明だし」
「他のものだってね」
「凄いものがね」
それこそというのです。
「特許を確認したらね」
「多いよね」
「凄いものがね」
「何かと」
「エジソンさんはいないかも知れないけれど」
発明王と言われたというのです。
「全体として見ると」
「そうかって思うよね」
「本当に発明の才能がないのか」
「そうね」
「思わないよ、凄く努力したら」
そうしたらというのです。
「そこにね」
「閃きだね」
「一パーセントの」
「それがあるとね」
「凄い発明も出来るよ」
「そうだよ、九十九パーセントの努力に」
それにというのです。
「さらにね」
「一パーセントの閃き」
「それが備わると」
「凄いことが出来て」
「発明だってね」
「出来るよ、そして閃きはね」
俗に一パーセントと言われるそれはというのです。
「努力の中でね」
「出たりするよね」
「その中でね」
「必死にやる中で」
「日本人の多くの人は努力しているから」
だからだというのです。
「閃きだってね」
「備わって」
「それでよね」
「発明だってね」
こちらもというのです。
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